不動産投資サイト「楽待」を展開するファーストロジックのビジネスモデル

2017年06月15日 21:53

ファーストロジックは2005年に設立された企業で、「不動産投資家の支援」「不動産投資市場の健全化」「投資用不動産価格の透明性向上」をミッションとして掲げている。

主な事業として、投資用不動産マッチングサイト「楽待」とウェブサイト「楽待不動産投資新聞」、リフォーム業社検索サイト「大家さんの味方」を運営。

直近四半期の決算説明資料から、事業の状況をちょっと調べてみたい。

直近(2017年7月期3Q)の決算説明資料を見ると、売上高は前年同期比で+45%、営業利益は+61%と大きく成長している。

事業KPIとして、物件掲載数が4.2万件から6.4万件、会員数が6.7万人から8.9万人にそれぞれ増加している。

四半期の損益推移を見ると、安定して成長していることがわかる。

物件掲載数は前4Qに急増しているが、その後は伸び悩んでいるようだ。

会員数とサイトのページビュー数を見ると、会員数は増加して9万人近くに達しているが、PV数は若干伸び悩んでいるように見える。


事業の特徴とビジネスモデル

SUUMOやHOME'Sなどの既存の不動産ポータルサイトに比べ、マーケティングコストが低い、とのこと。その要因として、ユーザーの目的が「投資」であるために、不動産を購入した後も何度もサイトを訪れるからのようだ。

続いて、購入から売却までの不動産投資のライフサイクルを全てカバーしている点を強調。これはインベスターズクラウドとかも同じことを言っていたような。。

続いて、サービスでの主な収益源について。

楽待では、不動産会社が掲載料の支払いを行うことで物件を掲載する。それに対して、不動産投資をする側が情報の閲覧や問い合わせを行う。

また、不動産投資家から汲み取った物件ニーズを元に、不動産会社に情報を提供する。それに対して利用料をとる、ということもしているようだ。

3つ目は広告掲載。楽待の中で不動産投資家に見せたい広告を不動産会社から募集する。これはわかりやすい。

4つ目は物件の査定の仲介。ここでも不動産会社側が利用料を支払う。

最後に、内装の一括見積もり。これだけが違うお客さんで、リフォーム会社などになる。


5つの収益化手段をまとめると、不動産会社を対象として物件掲載料、物件ニーズ情報の提供、広告掲載料、物件査定の仲介料などを得、リフォーム会社などを対象として内装の見積もり仲介料をとる、という形のようだ。


前年の有価証券報告書によれば、現時点では海外での売上高はなく、国内のみでの提供となっているようだ。不動産投資分野を中国向けとかに提供したらかなりポテンシャルありそうだけど、そういう会社はどこかにないかな。今度探してみよう。

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