【保存版】じげんによる買収の歴史

2017年08月10日 13:48

上場以来好調な業績を残しているじげん。

業績が好調な理由は、人材不足による人材メディアが好調なことに加えて、複数のM&Aを行っているためです。

これまでにじげんは、9社のM&Aを行ってきています。


出典:じげん決算資料


ここでまず、買収したものを見て見ます。

2014年2月13日 インターキャピタル証券 5798万円 証券
2014年7月17日 ブレイン・ラボ 11億7100万円 人材
2014年9月26日 リジョブ 19億8150万円 人材
2015年2月9日 エアロノーツ 2億6000万円 コンテンツ
2015年2月23日 EST corporation 3億59000万円(資本参加) ヘルスケア
2016年4月19日 エリアビジネスマーケティング 3億円 不動産
2017年1月10日 三光アド 31億1000万円 人材

この他、プレスリリースには出ていないM&Aを2社行っているようです。


じげんはかつて、「ジゲノミクス三本の矢」というものを元に買収をしていました。


出典:じげん決算資料


しかし、2016年5月に発表された中期経営計画から、方向性が大きく変わり、以下のようになっています。


出典:じげん決算資料


また、これまで触れてこなかった事業のリストラについても触れています。(業績が好調なIT企業で、リストラについて触れている企業はほとんどないと思われます。)


出典:じげん決算資料


このように大きく変わったのは、現在CFOとなっている寺田修輔さんが入社したことが大きく関係していそうです。

寺田さんのIR(Investor Relations)についての考え方は、ブログがとても参考になります。



以下、各案件の少しだけ詳しい情報です。

2014年2月インターキャピタル証券(0.58億円)

インターキャピタル証券は、証券会社です。

買収当時の売上1900万円、営業損失4100万円、純資産1.31億円と赤字でした。

この買収は、ジゲノミクスの三本目の矢に寄与する買収でした。


2014年7月ブレイン・ラボ(11.71億円)

ブレイン・ラボは、人材紹介会社向けのシステムを提供しています。

この買収は、ジゲノミクスの三本目の矢に寄与する買収でした。


2014年9月リジョブ(19.82億円)

リジョブは、美容ヘルスケア領域の求人メディアです。

この買収は、ジゲノミクスの一本目の矢に寄与する買収でした。

2015年2月エアロノーツ(2.6億円)

エアロノーツは、「みんなの電話占い」を提供しています。

この買収は、ジゲノミクスの三本目の矢に寄与する買収でした。


2015年2月EST corporation(3.59億円)

EST corporationは、病院検索や予約サイトを提供しています。

じげんが出資したラウンドでは、じげんの他にもニッセイキャピタルや日本ベンチャーキャピタルなどからも1.4億円を調達しています。


2016年4月エリアビジネスマーケティング(3億円)

エリアビジネスマーケティングは、全国の不動産売買・仲介業者を顧客にウェブサイトの制作事業及びSEO、SEM等を通じた集客支援事業を行っています。


2017年1月三光アド(31.31億円)

三光アドは、東海地方における新聞折込求人広告の企画・制作・発行を行っており、東海地方ではシェアトップです。

買収当時の売上は20.4億円、EBITDAは5.6億円、ネットキャッシュは10億円、EV/EBITDAで3.7倍ととてもお買い得な買収でした。(EV/EBITDAの2001年~2015年までの平均値は8.3倍)


じげんでは、株価によって資金調達額が変わる面白い財務戦略をとっており、調達した資金は全てM&Aと資本業務提携に使っていきます。

現在の株価は、1676円(2017年8月10日時点)であり、100億円を調達するには2倍の株価が必要です(時価総額は2000億円!)。

ですが、三光アドのようなお買い得な買収をし続けられれば、不可能ではないとも思われます。

今後のじげんのM&Aが楽しみです。


出典:じげん決算資料


(このスライド痺れる…)

出典:じげん決算資料


(この記事は随時更新していきます。)

営業利益率30%を維持しながら事業領域を拡張!「じげん」2019年1Q決算まとめ

2018年08月12日 12:00

今回は、さまざまなカテゴリーでインターネットメディア事業を展開する「じげん」の2019年度Q1決算をチェックしたいと思います。

6月に東証一部へ市場変更してから初の決算となりました。さっそく業績を見ていきましょう。

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