駐車場やカーシェアリングで圧倒的に首位のパーク24の強みを大研究!

2017年08月20日 22:49

本日から、業界首位の企業を調べていきたいと思います。


第一回は、パーク24です。

パーク24とは、駐車場の「タイムズ」やレンタカーの「タイムズカーレンタル」、カーシェアリングの「カーシェアリング」を展開しています。


まず、売上や営業利益を見てみます。

売上については、20年間連続で増収を続けており、営業利益も2008年と2014年に大幅に減ったものの、右肩成長を続けています。

営業利益率も11%となっています。


ここからは、個別事業を見ていきます。

まず、パーク24においてのメイン事業の駐車場事業を見てみます。

右肩上がりであり、駐車場の数も業界で圧倒的に首位になっています。

昨今は、駐車場の運営の受託を強化しています。


次にレンタカー事業を見てみます。

売上は282億円で営業利益は14.4億円、営業利益率は5.1%となっています。

レンタカー事業は、2009年3月に大和SMBCキャピタルや住友三井オートサービス等が保有していたマツダレンタカーを20.71億円で買収することで参入しています。(それまでは、ほぼ駐車場事業のみ)

買収時のマツダレンタカーの売上は187.83億円で営業利益は2.02億円、店舗数は385店、台数は18000台を保有していました。しかし、パーク24が買収したことで、売上は約1.5倍になり、営業利益も約7倍、台数も1.5台になっています。

1台あたりの売上も104.35万円から105.63万円と若干伸びています。




次に、カーシェアリング事業を見てみます。 

カーシェアリング事業は、マツダレンタカーが展開していた「カーシェア24」をリブランドして生まれました。

売上は186.2億円で営業利益が28.5億円、営業利益率は15.3%となっています。

買収後の数年は赤字でしたが、2014年から見事黒字転換し、現在ではレンタカー事業の3倍の営業利益率で2倍の営業利益を稼ぎ出しています。


カーシェアリングは、「乗りたい時にカーシェアリングを使える」という価値がとても大切です。

そのために、ステーションの数と運用台数が大切です。

買収時のステーション数は16箇所で、運用台数も45台しかありませんでした。しかし、駐車場の「タイムズ」であったところにカーシェアリング用の車を置くことで、ステーション数は8591箇所で、運用台数も16,252台まで拡大しています。


次に大切なのが、会員数です。

タイムズカープラスは、月額手数料を払いながら、利用時に追加で支払うモデルとなっており、この会員数がどこまで伸びるかが大切になってきます。

この会員数が、個人でも上昇傾向ですが、法人会員比率が上昇傾向にあります。

一見すると、カーシェアリングというと個人利用のイメージが強く、個人が保有する自動車のリプレイスかなと思われがちです。しかし、タイムズカープラスを見ていると、法人が保有していたりリースをしていた「商用車」のリプレイスでもあります。そのため、自動車の保有形態が、定額課金制から従量課金制になったことになります。

今後は、自動車を持たないユーザーが増えるにつれてタイムズカープラスが更に伸びる下地ができつつある中で更に、リースの乗用車が日本国内で104万台もあり、こちらのリプレイスもまだまだ可能だと思われます。



ここで、一見似ているレンタカー事業とカーシェアリング事業で利益率が10%も違うのか見て見ます。



利益率が異なるのには、大きく2つの理由があります。


1つ目は様々な費用が不要です。

レンタカーであれば、車を置いて置くための土地や対応のための人件費が必要です。

これらがカーシェアリングだと不要です。

ただし、カーシェアリング用の車があることによって満車になってしまい、駐車場の機会損失に繋がってしまう可能性もあります。しかしパーク24の場合、「駐車場のPOS」とも言われるTONICを2001年から開発しており、駐車場の稼働率を管理することで、稼働率が一定になるようになっています。

この稼働率も、満車を目指すのではありません。常に満車であると「タイムズの駐車場は止められない…」というイメージがついてしまうため、時には価格をあげることによって「いつでも停められる」という価値提供を目指しています。


2つ目は月額課金であることです。

月額課金であると、使われない時でも課金されるので、その時の利益率はとても高くなります。


次に、海外事業について見てみます。

パーク24は、2006年に韓国で現地企業とJVで展開を開始しているほか、台湾でも同じ年に子会社を設立して事業を展開していましたが、2016年12月にSecure Parkingを190億円で買収することで海外展開も強化しています。



では、最後に。

これから来たる自動運転時代にパーク24はどうなるのか。

ここからは個人的な推測ですが、パーク24は自動運転時代のど真ん中にいると思われます。

まず、自動運転時代になると、外出する時にスマホなどから自動車を呼び出すことが日常茶飯事になると思います。その自動車は、個人の所有ではなく、第三者が保有している可能性があります。すると、必要になってくるのが、「呼び出した時にすぐ来てくれてかつ、動いていない時に待機して置く場所」です。

その場所が、それが「タイムズ」の駐車場になるのでは?と思います。

自動運転の鍵を握るのは完成車メーカーではない!カーシェア好調、海外進出攻勢へ出た「パーク24」

2018年05月16日 21:19

今回は、時間貸駐車場サービスを展開する「パーク24」についてまとめます。

かなり多くの方が、こちらのロゴを見たことがあるのではないでしょうか。

シェア/お気に入り
資料をダウンロード