【中国No1シェア】中古自動車のCtoCマーケットプレイス「Guazi」まとめ

2017年11月05日

最近ユニコーンの仲間入りした中古自動車のマーケットプレイス「Guazi」とは?

Guaziは2016年3月の資金調達で、評価額10億ドルで2億ドルを調達し、ユニコーン入りしました。

Guaziは、2014年に設立され、58.comから2015年スピンオフした会社です。

現在は、北京に本社を構えています。

サービスは、CtoCの中古自動車マーケットプレイスを運営しています。

2016年には、デイリーでの取引量が1,000台を超えるなど、急拡大している注目の中古自動車マーケットプレイスです。

中国の中古自動車マーケットの現状とは

少し古いデータですが、CADA(中国自動車ディーラー協会)によると、中古車の取引量は約940万台で、GMVは2014年には約3,560億人民元。

中古車の販売台数は2016年に急増していきます。

また、新車販売は2009年に急増していて、買い替えのサイクルが通常3-6年ぐらいなのを考えると、今後の中古自動車取引量はさらに成長が予測されます。

「Guazi」のビジネスモデル ~まずは、トラディショナルな中古自動車の流通について整理~

引用:http://data.blue-lotus.cn/research/58.com%20(WUBA%20US)%20-%20Initiate%20with%20BUY%20.pdf

ここからは、Guaziのビジネスモデルを理解する前に、そもそも中古自動車はどのようなプレイヤーが介在し、成り立ってきたのかを整理します。

Guaziのビジネスモデルを理解する前に、中古自動車が買い取られてから、消費者に届くまでの流れをわかりやすくまとめた画像が、Guaziに出資している「58.com」のレポートにあったので引用しています。

今までの流れでは、画像の通り、個々の売り手が中古自動車のトレーダーに買い取ってもらっていました。

その後、トレーダーから卸売業者(日本ではUSSなどの自動車オークションサービスもあります。)に渡り、現地の小売業者が販売していました。

しかし、CtoCの中古自動車サービスの普及は、トレーダーから小売業者を1つに集約してサービス提供を実現しました。

今まで、実現されなかった背景には、上記の画像のように、中古車を売った個人から、中古車を買った個人に届くまでには、複雑な仕組みや、それを解決するプレイヤーが必要だったためです。

「Guazi」のビジネスモデル ~「Guazi」の役割、その他のプレイヤー~

引用:http://data.blue-lotus.cn/research/58.com%20(WUBA%20US)%20-%20Initiate%20with%20BUY%20.pdf

Guaziは、自動車の売り手と買い手を直接繋ぐマーケットプレイスです。

2016年11月時点では、3%の手数料を販売金額から徴収しています。

Guaziのプラットフォームでは、出品する中古車に制限がかかっていて、

・購入から8年以上が経過している

・走行距離が150,000km以上

の場合、販売できません。それだけでなく、自社で状態を確認するテストも実施しています。

また、現在は200以上の都市で展開しています。

2016年3月には、GMVが1,400万ドルを突破しています。

その他、自動車関連サービスを下記に記載しました。

Company Business model
Cheyipai R2B, offline storefront for mechanic check and offline bids
RenRenChe C2C, offline dealing storefront for transaction and mechanic check
Che Man Man C2R, no offline storefront

ユニコーン企業「Guazi」の資金調達

Date Money Raised Series
Sep 28, 2016 $250M A
Jun 15, 2017 $400M B
Nov 1, 2017 $180M B

公開されている金額だと、累計$830Mを調達しています。

また、2016年には、評価額が10億ドルを超え、ユニコーン入りしています。

SeriesBでは、Sequoia Capitalがリード投資家として参加するなど、グローバルで有名な投資家からも支援を受けています。

その他、下記のような投資家から出資を受けています。

-H Capital

-CMB International

-Jingxin Venture Capital

-Shougang Group

-Dragoneer Investment Group

現在の評価額の算定

2015E 2016E 2017E
Used car sales(10,000 vehicles) 913 1,996 2,172
YoY 41% 118% 9%
ASP(RMB) 60,000 61,800 63,654
Used car sales GMV(RMBbn) 5,480 12,333 13,825
Guazi GMV(RMBbn) 0.76 8.02 23.84
% market share of used car sales 0.1% 0.7% 1.7%
EV/GMV 1.00 1.00 1.00
EV (US$mn) 117 1,234 3,668
46% share of WUBA 54 567 1,687
Equity value per ADS for WUBA 0.37 3.86 11.5

引用: WUBA, BLRI (as of 4 Mar. 2016)

12億の評価額の背景は、上記の数字に基づいて計算しているようです。

また、中古車ECプラットフォームの平均VC市場評価額は「0.96xEV / GMV」となっていることも記載されていました。

GMVは2015年に比べて2倍以上成長し、Guaziは2016年に12億ドルと評価されました。

さいごに

中古車CtoCプラットフォーム「Guazi」を今回は取り上げました。

日本では、USSなどのオークションや、各地域でディーラーが強いなどの理由からなかなかCtoCサービスが増えてはいないように思います。

アメリカや、他の国などの中古自動車、アフターマーケット領域のユニコーン企業をまた調べたいと思います。

良かったら、Twitterで普段調べたことなども発信しているので是非フォローして頂けると嬉しいです!

TW:https://twitter.com/HirozawaDaiki



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