本家Twitterよりも先に黒字化を達成したWeibo Corporationの業績

2016年12月28日 13:21

上海の企業である新浪が2009年8月にTwitterのようなマイクロブログサービス「Weibo(微博)」を開始し、2010年にT.CN Corporation(現Weibo Corp)としてケイマン諸島に子会社を登記した。

2013年にはアリババグループより5.85億ドルの出資を受け、2014年4月にWeiboはNASDAQに上場。

2015年12月には2.36億人のMAU(月間アクティブユーザー)を保持。これは本家Twitterの3億MAUにも迫る数字だ。Twitterと同じく140字までの漢字を一つの投稿に入れられるらしい。漢字だからたくさん意味をつめられそう。

業績推移

2015年度の時点で5億ドル弱の収益。Twitterの4分の1程度の収益規模だ。

一方で特筆すべきは、Twitterが赤字を垂れ流したまま黒字化のメドが立たない中、Weiboは2015年度に黒字化を達成していることだ。同じようなサービス内容だったら似たような事業状態なのかなと思っていたのでこれは意外。

売上高の内訳を見てみると、サードパーティ、アリババ、SINA(新浪)を対象にした広告・マーケティングによる売上がそれぞれ2億ドル、1.4億ドル、5000万ドルとなっている。その他の売上も7500万ドルほどはあるが、やはり広告売上が多くを占めているようだ。

一方でコストを見てみると、売上原価が1.4億ドル、セールス・マーケティング費用が1.26億ドル、製品開発が1.4億ドル。Twitterの場合はこの3つでそれぞれ7.2億ドル、8.7億ドル、8億ドルだった。

従業員数を見てみよう。

開発に1758人、セールス・マーケティングに637人で全体だと2895人か。確かにTwitter社の4000人弱と比べると1000人以上人員は少ないが、開発人員でいうとおそらく2倍も違わない中で、費用が7倍(1.4億ドルと8億ドル)近くも違う。

これはやっぱり単純に、シリコンバレーの人件費高騰が明暗を分けているということになってしまうのか。なんとも難しい話だ。

シェア/お気に入り
資料をダウンロード