2015年度 JPモルガン・チェースの業績

JPモルガン・チェース(J.P. Morgan Chase & Co.)は米国の金融持株会社であり、2000年末にJPモルガンがチェース・マンハッタンに合併する形で生まれた。

主な子会社として商業銀行であるJPモルガン・チェース銀行、チェース・マンハッタン銀行と、投資銀行であるJPモルガン証券がある。

業績推移

業績推移を見ると、1997年には200億ドルちょいだった売上高を2010年代には1000億ドル前後まで増大させている。

そのほか、2008年度のサブプライムショックの際に赤字に陥っていないこと、そして翌年の2009年度に大きく売上高を増大させていることなどが興味深い。

2015年の純利益は244億ドルであり、一株あたりの利益は6ドル。収益は935ドルとなっている。ROEは11%と、前年の10%よりも向上している。

2015年の増益は主に減税と非金利費用の減少からなっている。


主な事業セグメントとそれぞれの売上

JPモルガンチェースの事業セグメントは「Consumer & Community Banking(CCB)」「Corporate & Investment Bank(CIB)」「Commercial Banking(CB)」「Asset Management(AM)」の4つからなる。

消費者向け銀行(Consumer & Community Banking)

銀行支店やATM、オンライン、モバイル、電話などを通じて提供される、消費者向け銀行サービス。消費者向けの預金や投資商品、ならびに小規模企業向けの貸付、預金、現金管理や決済ソリューションを提供。住宅ローンなどのサービスも含まれるほか、消費者や中小企業にクレジットカードを発行。自動車ローンやリース、学生ローンサービスなども。

投資銀行(Corporate & Investment Bank)

国際的な顧客基盤を有する企業に対し、投資銀行業務、市場開拓、証券商品などのサービスを提供。顧客には投資家、金融機関、政府、地方自治体などが含まれる。企業の戦略や体制、株式や債券市場での資金調達、ローンの発行や管理など、主要な資本市場における幅広い投資銀行商品とサービスを提供。現金管理や流動性の担保などの財務サービスも含まれる。 現金証券およびデリバティブ商品の世界的なマーケットメーカーとしてのリスク管理ソリューションも提供。また、資産管理会社、保険会社、投資ファンドを主な顧客とする証券保管サービス、カストディ、ファンドの会計・管理、証券貸付商品を提供する主要なグローバル・カストディアンも。

商業銀行(Commercial Banking)

企業向けの銀行業務であり、企業、地方自治体、金融機関、非営利団体を含む米国内外企業に、業界知識や地元の専門知識を強みとするサービスを提供。年間収益は2,000万ドルから20億ドルとなっている。また、他の事業と連携し、顧客の財務ニーズを満たす融資、財務サービス、投資銀行業務、資産管理などの包括的な金融ソリューションを提供。

資産管理(Asset Management)

2兆4000億ドルに上る顧客資産を管理し、顧客には、組織や資産の大きい個人が含まれる。株式、債券などを通じて、多様な投資管理サービスを提供。


では、それぞれの事業セグメント別の売上高を見てみよう。

消費者向け銀行業務による売上が最も大きく438億ドルの収益(全体のおよそ45%)。次が投資銀行業務で、売上は335億ドル。資産管理が121億ドル、商業銀行が68億ドルの売上となっている。


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