2018年05月12日

エンタメ界を牽引する「エイベックス」は音楽市場の縮小を乗り越えられるか?中心事業と成長戦略を整理

今回は、日本を代表するエンターテイメント企業「エイベックス」についてまとめたいと思います。

会社ホームページ

エイベックスの創業は1988年のことで、当時24歳の松浦勝人氏が「エイベックス・ディー・ディー(株)」を設立。

「AVEX」の名前は「A=オーディオ」「V=ヴィジュアル」「EX=エキスパート」からの造語。

当初は、町田のマンション「スカイパレス町田」にて、輸入レコードの卸売を行うという事業内容でした。


1990年2月、町田で音源制作を開始すると、同年9月には自社レーベル「avex trax」を設立。周囲の反対を押し切って、自社音源の販売を開始します。

1992年には、エイベックスが仕掛け「テクノ・ハウスのディスコ」となったジュリアナ東京とコラボレーションし、「JULIANA'S TOKYO」をリリース。

ジュリアナ人気の相乗効果により、10万枚のヒットとなります。


同年9月には、小室哲哉氏とのコラボレーションが実現し、1993年には『trf』のデビューにつながります。

1993年、2月に『trf』がデビューすると、5月には本社を南青山に移転。

1995年には安室奈美恵も向かい入れ、「アムラー」と呼ばれる女の子が多数出現するブームに。

『globe』も最初のアルバムで400万枚を超える枚数を売り上げるなど、急階段を駆け上ります。

  

小室哲哉氏が音楽プロデューサーとして全盛を極めていた1990年代、エイベックスの売上もその7割が小室氏に依存していました。

1997年には幹部との確執から小室氏と決別することとなり、『Every Little Thing』や浜崎あゆみなど、新しいスターが次々と誕生します。

しかしその後、大塚愛、EXILE、東方神起など、ヒット歌手を次々と生み出しながらも、成長の踊り場を迎えています。

松浦社長は浜崎がデビューした1998年ごろから「いずれCDは売れなくなる」という危機感を抱いており、実際にCDは衰退の一途を辿ります。


 第二の創業を掲げた2005年には、音楽の「一本足打法」からの脱却を目指し、構造改革を実施。

2009年には音楽事業は全体の6割程度にまで減り、代わりに『BeeTV』などの映像配信サービスが成長を牽引しました。

そして近年、再び踊り場に直面しています。

エイベックスは、第三の創業として、「2020年の成長戦略」を打ち出しました。

今回のエントリでは、エイベックの成長を支えてきた事業、踊り場を打ち破るために打ち出された戦略とはどのようなものか、についてご紹介していきます。


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