PayPalの決算書から読み解くオンライン決済サービスのコストや資産、負債の構造とは

2017年10月15日 16:27

今回はオンライン決済サービスの老舗、PayPalについて調べます。

始まりは1998年12月で、マックス・レブチン、ピーター・ティールらにより、セキュリティソフトウェアを開発する「Confinity」が設立されました。

1999年に送金サービス「PayPal」を公開したのち、2000年3月にイーロン・マスクの会社「X.com」と合併します。

2001年に社名を「PayPal」に変更すると、その後も急成長を続け、2002年には株式を上場。

しかし、同年の7月にはオンライン・マーケットプレイスを運営するeBayによって買収され、再び非上場化します。当時すでにeBay利用者の多くがPayPalを決済手段として利用しており、相性がかなり良かったようです。


その後もPayPalはeBayの傘下で成長を続けますが、やがてeBayのマーケットプレイスとしての成長が鈍化すると、PayPalのeBay以外での決済手段としての側面が年々強くなっていきます。

そんな中で2014年に、eBayの大株主(当時)でアクティビスト(いわゆる「物言う株主」)として知られるカール・アイカーン氏が「PayPalをスピンオフ(独立)するべきだ」とeBayに提言。

eBayの経営陣ははじめはこれを否定していましたが、その後方針を転換。2015年に「PayPal Holdings」として独立を果たします。


ここまでがPayPalの創業からおよそ20年間の歴史です。それでは、ここから事業数値をチェックしてみたいと思います。

売上と営業利益の推移

まずは損益の推移です。スピンアウトしたのは2015年ですが、2011年までの損益推移が公開されています。


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