営業利益率33%の再生可能エネルギー企業、レノバの事業を分析!

2017年09月14日 16:39

今年上場した再生可能エネルギー事業を展開するレノバという会社があります。


レノバは東京・千代田区に本社をおく企業で、2000年に環境・エネルギー分野での調査・コンサルティング事業を目的に(株)リサイクルワンとして設立されました。

2013年には再生可能エネルギー事業への参入を踏まえ、商号を(株)レノバに変更。

2016年より、プラスチックリサイクル事業に関わる子会社の全株式を譲渡し、再生可能エネルギー事業に特化した、という経緯を持っています。


再生可能エネルギーという分野自体はわりと注目されていますが、それほどホットとされている領域ではありません。

ただ、気になったのはその利益率の高さです。

2017年5月期の売上は82億円とまずまずの規模ですが、EBITDAは50億円で、収益性を測るEBITDAマージンは61%にも達しています。

営業利益自体もおよそ28億円あり、営業利益率は33.8%に上ります。

再生可能エネルギーという「あまり儲からなさそう」な分野で、どうしてこれだけ高い収益性を実現しているのでしょうか。

創業以来の売上高推移を見ると、2015年まではそれまでのメイン事業だったプラスチックリサイクル事業が収益のほとんどを占めていました。

それが2016年、2017年と瞬く間に大きく成長し、コア事業に変わっていることがわかります。

レノバのビジネスモデル

そもそも、レノバの再生可能エネルギー事業とはどんなビジネスなのでしょうか。

ざっくりいうと、太陽光・バイオマス・風力・地熱などの再生可能エネルギーの発電施設を開発・運営し、発電した電力を電力会社に販売する、というのが事業の内容になっています。

背景として、先進国の中では日本の再生可能エネルギーの割合は比較的低い水準にあり、世界的な潮流として、この分野は政策としてサポートするべきだ、と考えられていることがあります。

また国内では、固定価格買取制度(FIT)により、電気事業者が再生可能エネルギーで発電された電力を固定価格で買い取る、ということが日本政府によって定められています。


これらの外部環境を背景にして、リサイクル事業から再生可能エネルギーの発電事業に大きくシフトしたのがレノバという会社です。

再生可能エネルギー開発・運営事業

レノバは、自社で発電した電力を電力会社に販売する以外に、「再生可能エネルギー開発・運営事業」を展開しています。

これは、共同出資者と共に新しい発電会社を立ち上げ、再生可能エネルギー発電所のデベロッパーとして開発を行うというものです。

その中では、発電所を所有する関係会社(SPC)から発電所の立ち上げに伴う事業開発報酬、運営に伴う運営管理報酬を受け取るほか、関係会社としての配当・匿名組合分配を受け取ることになります。

つまり、レノバの再生可能エネルギー事業は、「電力会社への電力販売」及び「発電所の開発」の2つが主な収益源となっていることになります。

セグメント業績

それでは、レノバの各事業はどのくらいを売り上げ、利益を稼いでいるのでしょうか。

まずはセグメント外部売上高をみてみます。

大きく伸びているのはやはり発電事業で、59億円と大きな収益をあげています。

次に、セグメント利益です。

セグメント利益も発電事業が49億円と多くを稼いでいます。

開発・運営事業は14億円の利益をあげています。

この続きを見るには
(1412文字 画像9枚)

Stockclipサポート会員にご登録いただく必要があります。

初回7日間無料キャンペーン実施中!

無料で続きを読む
または

上場後の底値から株価3倍以上!ソーラー発電など再生エネルギーを手がける「レノバ」の状況を整理

2018年07月19日 12:00

先週、上場前後からワッチしている「レノバ」の決算が出ているのでまとめておきたいと思います。

レノバは、ソーラーやバイオマスまど、いわゆる「再生可能エネルギー」の活用をミッションとして掲げている会社です。

シェア/お気に入り
資料をダウンロード