ブロッコリー種の世界シェア65%!24歳の若者が創業したタネ屋ベンチャーだった「サカタのタネ」

2018年06月05日 20:22

今回は、野菜や花の「タネ」を生産販売するユニークな企業、「サカタのタネ」についてまとめたいと思います。

サカタのタネの歴史は古く、創業から100年を超えています。

生産する「タネ」の国内シェアはブロッコリー75%、大玉トマト40%、ホウレンソウ50%。

国内で流通している野菜や花の多くが、サカタのタネで作られたタネからできています。

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・創業まで

創業者の坂田武雄氏は1888年、東京生まれ。

帝国大学農科大学実科へ進学すると、寄宿舎で3年間の学生生活を送っていました。

しかし、実家の家計の苦しさを見るにつけ、卒業後は独立して商売を始めた方がいいのではと考えます。

そこで卒業と同時に農商務省の海外実業練習生に応募して合格。

これを機に海外で園芸や種苗の基礎を学んでこようと考え、1909年にアメリカに渡ります。

アメリカではヘンリー・A・ドリアー社のアイスレー社長のもとで過酷な労働に耐え抜き、苗木事業の実務を学びました。

サカタのタネ歴史物語より

帰国する頃には「苗木会社を起業しよう」と決心しており、1913年に24歳の若さで設立したのが「坂田農園」です。

・苗木から始まり、種子にピボット

横浜に農地を借りて苗木の輸出を始めますが、3年たっても利益を出せず、経営は苦しいまま。

そんな中で1914年から球根の輸出をはじめ、最初のヒットとなります。

同時に「苗木」を商売にする問題にも気づきます。

種子を販売すれば、苗木より早く結果がでるはずだと考え、1916年に種子の販売を開始。


それでも資金繰りは苦しい中、実業家の大倉和親氏(TOTO初代社長)と森村市左衛門氏(森村財閥創設者)などの援助を得て、「坂田商会」を設立。

1921年には「発芽試験室」を設け、事前に種子の発芽率をチェックして商品に記載することで信頼を高めます。

・高価なペチュニアの開発に成功

商売は徐々に軌道に乗り、特にアメリカで日本野菜の評判が上々。

海外の種苗会社から種子生産の委託を受けながら、自社でも品種改良を続けて行きます。

その中に南米原産の「ペチュニア」がありました。

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