ユーザー行動がプライベートなやりとりにシフト?3Q18決算でザッカーバーグが語った内容まとめ

2018年11月01日

今回は、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグが決算発表コールで語った内容についてまとめたいと思います。

「プライベートなやりとり」「動画」「コミュニティ」が大きなテーマ

全体として、ザッカーバーグが特に強調していた内容は、次の三つに集約されます。

一つは、フィード上のパブリックな共有機能から、ストーリーやメッセンジャーなど「プライベート共有」へのシフト

二つ目は、ストーリーや『Watch』をはじめとする動画系サービスの成長

三つ目は、マッチングサービスを含めた特定コミュニティです。


まず全体をおさらいすると、Facebook全体のユーザー数は拡大を続けています。

Facebook単体では23億人が毎月、15億人が毎日サービスを利用しており、その他の周辺サービスをいれると毎月26億人、毎日20億人が利用しているそうです。

そして大きなトレンドとして、Facebookのサービス群では「パブリックな情報共有(フィード)」から「プライベートなやりとり」へとユーザーの行動がシフトしつつあるそうです。

後者にはメッセンジャーやWhatsAppなどのメッセージアプリや、Instagramのストーリー機能も含まれます。

今や多くのユーザーが、多くの人から見られてしまうフィードよりも、メッセンジャーなどのクローズドなアプリや、ストーリーなどの「記録が消える」コミュニケーションに安心を覚えると言われています。

ザッカーバーグによれば、このことはFacebookコミュニティ全体でも顕著に見られる事実とのこと。

メッセージング領域では『iMessage』が最大の競合

となれば、Facebook社としては当然、この領域でトップを狙いに行きます。

しかしながら、メッセージング領域では『iMessage』が最大の競合として君臨しています。

『iPhone』が強いアメリカでは、スマホに初めから入っている『iMessage』を使う人が多く、メッセンジャーアプリとしてのリードを許しているそうです。

反対にヨーロッパなど、iOSとAndroidの競争が激しく、iPhoneがあまり強くない地域では、Facebookのメッセンジャーアプリが強いとのこと。

(DataSource:Statcounter

実際に数字を見てみると、アメリカではiOSのシェアが54%と高いのに対し、ヨーロッパではAndroidが74%と圧倒的です。

ザッカーバーグの言い方には少し違和感も感じますが、アメリカでiOSが他の地域と比べて強いというのは事実のようです。

ちなみに日本ではiOSシェアはほぼ70%にのぼりますが、アジアではAndroidが84%を占めています。

二つ目のトピックである「動画」では、『Watch』というサービスが急成長しているそうです。

Watchは2017年8月にスタートしたサービスで、今のところ日本では利用できません。

しかしWatchは、過去数カ月で3倍以上の成長を遂げています。

この領域でもザッカーバーグは『YouTube』を大きな競合としてあげており、これから食らいついていきたい姿勢を示しています。

ストーリーなど新領域の収益性はフィード広告よりも小さい

ただ、成長が期待される動画分野にも、一つの懸念があるそうです。

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