2018年06月13日

売上300億ドルの3分の1は過去5年にできた商品によるもの!独自のカルチャーで成長を続ける「3M」

世界を代表するコングロマリット企業「3M」についてまとめます。

代表的な製品には、「Post-It」「スコッチ・ブライト」などの日用品があります。

身近な商品を多く開発する3Mですが、創業は「鉱石の採掘」によるものでした。

1902年に「ミネソタ・マイニング・マニュファクチュアリング」として設立され、イニシャルから「3M」という名前になりました。

研磨ホイールで使用する「コランダム」という鉱石を採掘していましたが、質の悪い石ばかりしか採れず断念。

仕方なくサンドペーパー(紙やすりなど)製造へと事業を転換。いわゆる「ピボット」です。

1921年には世界で初めて耐水性を兼ね備えたサンドペーパーを発売。

これによって研磨作業中に水を使うことが可能となり大ヒット商品となりました。


同じく1921年、自動車の塗装工場にサンドペーパーのサンプルを渡し歩いていた社員、リチャード・ドリュー氏は、塗装工が文句を言っている粘着テープに注目。

車体に色の境目をつけるためテープを貼るのですが、ベタベタになったり塗装がとれてしまう問題がありました。

そこで、サンドペーパーの製造で砥石を紙にくっつけるために使用していた粘着剤を応用し、はがしてもベタベタが残らない「スコッチ・マスキングテープ」を開発。

その5年後には、マスキングテープの包装用として使われていたセロファンフィルムに粘着剤を組み合わせ、「セロファンテープ」を発明。


1980年には、「簡単にはがれてしまう粘着剤」という失敗作をあえて利用した「Post-It」を世に送り出し、今では世界100カ国以上で販売されるオフィスの必需品となりました。

数多くの発明で100年以上の歴史を積み重ねてきた3Mの、2001年からの業績推移を見てみます。

2001年に160億ドルだった売上は、2017年には316億ドルに倍増。営業利益率は25%近くと、高い水準をキープしています。

老舗企業の破綻も増える中で今なお成長を続ける「3M」について、さらに掘り下げていきたいと思います。

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