事業KPIで見るオリエンタルランドの変遷〜来園者数と内訳、コスト構造や収益比率など〜

2017年09月20日 14:31

今日は、東京ディズニーランドなどを運営するオリエンタルランドについて調べます。

同社は事業数値などをまとめた「ファクトブック」を2008年から公開しており、見てみると色々な面白いデータがあります。

オリエンタルランドの歴史

まずは、オリエンタルランドの歴史をざっくりと復習しておきましょう。

1959年 川﨑千春京成電鉄社長、江戸英雄三井不動産社長らが「オリエンタルランド設立計画趣意書」をまとめる
1960年7月11日 千葉県浦安沖の海面を埋立て、大規模レジャー施設を建設することを企図して会社設立
1962年 千葉県と「浦安地区土地造成事業及び分譲に関する協定」を締結
1964年 海面埋立造成工事を開始
1974年12月4日 帝国ホテルで、ディズニー社視察団に対し浦安地区へのディズニーランド誘致計画をプレゼン
1979年4月30日 ディズニー本社にて「東京ディズニーランドの建設および運営に関する契約」が調印
1983年4月15日 東京ディズニーランドが開園
2000年7月7日 イクスピアリ、ディズニーアンバサダーホテル開業
2001年7月27日 ディズニーリゾートライン
2001年9月4日 東京ディズニーシー開園、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ開業
2008年7月8日 東京ディズニーランドホテル開業
2012年9月1日 舞浜アンフィシアター開業

1960年に会社が設立されてから、1983年に開業するまで実に23年という年月をかけた一大プロジェクトだったことがわかります。

そもそも最初はディズニーランドを作ろうということが決まっていたわけではなく、「浦安沖の海面を埋め立て、商住地域の開発と一大レジャーランドの建設を行い、国民の文化・厚生・福祉に寄与するということ」というシンプルな目的だけが定められていました。


次に、冒頭で触れたファクトブックから拾えるだけのデータを拾って紹介していきます。

来園者の動向

まずは東京ディズニーリゾートの年間来園者数の推移です。

東京ディズニーランドの開園初年度の来場者数は993万人ほどでした。

それが、2002年には2000万人を突破し、2014年には3000万人を突破しています。


次に、男女比率の推移です。

やはり女性が圧倒的に多く、安定して7割前後をキープしています。

次に、年代別です。

特に目立った傾向はないものの、40歳以上の比率が15.6%(2003年3月期)から20.7%(2017年3月期)へと増大しています。

来園する人たちがそれだけ歳をとったということでしょうか。

逆に、12歳未満の来園者比率は18.4%から15.6%へと少し減少気味です。


次に、地域別です。

これがとても興味深いなと思ったのですが、海外からの来園者比率の推移です。

2003年3月期には1.6%だったのが、2008年3月期には4.2%に増加。

その後、2012年3月期に1.3%に落ち込み、2017年3月期には8.5%へとかなりの割合にまで増加しています。

おそらく、2012年3月期は東日本大震災の影響で減少し、近年はインバウンド旅行客の増加によって増えているのではないでしょうか。

全体業績の推移

ここからは、より事業寄りの数値を見ていきます。まずは全体業績の推移です。

2003年3月期の売上高は3317億円ほどだったのが、2017年3月期には4777億円にまで増大しています。

営業利益率も改善しており、2013年3月期以降は20%を超えていることもわかります。


オリエンタルランドのコスト構造

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