世界最大のホームセンターチェーン、ホームデポの事業を分析!

2017年09月21日 20:24

今日はアメリカの巨大小売企業の一角、ホームデポについて調べます。

ホームデポは、1978年にバーニー・マーカスとアーサー・ブランクの二人により設立されました。

彼らはそれまでに勤めていたホームセンター「Handy Dan Home Improvement Centers」をクビになり、それをきっかけに新しくホームセンターを立ち上げたのです。

1988年にはS&P500の銘柄に指定された他、1989年には100店舗目をオープンするなど急速に成長し、1990年には米国最大のホームセンター企業となります。

全体業績の推移

ホームデポの全体業績の推移をみてみましょう。

1999年2月期の売上高は302億ドルほどでしたが、2017年1月期には945億9500万ドルにまで増大しています。

2008年の金融危機の時にも黒字を保っていることもわかります。

グラフには載せていませんが、営業利益も134億ドルとかなりの規模に達し、営業利益率は12%を超えています。

小売企業としてはかなり収益性が高いと言えます。

地域別の売上

地域別の売上では、90%以上がアメリカでの収益となっており、グローバル企業ではありません。

ほとんど北米のDIY需要の大きさだけでここまで巨大な規模に成長したということですね。

ホームデポのコスト構造

小売業で営業利益率10%以上はかなり高い部類です。そんなホームデポのコスト構造について調べてみましょう。

売上原価率(Cost of Sales)は66%前後で極めて安定しています。

減価償却費(Depreciation and Amortization)も2%前後と、売上の大きさに比べればかなり小さいですね。

営業利益率の変動要因としてはやはり販管費(Selling, General and Administrative)が最も大きいことがわかります。

店舗数の推移

ホームデポのようなドメスティック型小売チェーンにおいて、最も大きな売上やコストの変動ドライバーの一つは店舗数の動向です。

ということで、店舗数の推移をみてみます。

なんと、2007年ごろから店舗数はほとんど増加していません。

店舗数が伸びていないにも関わらず、売上がこれだけ伸びているというのはすごいですね。

ホームデポの売上は店舗収益のみなので、売上を店舗数で割ることで1店舗あたりの売上を出せます。

2009年には3000万ドルを割るまで売上が落ち込んでいますが、2016年には4000万ドルを超えています。

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