韓国のキャッシュレス決済比率89.1%!一体どのように決済比率を上げたのか

2018年07月16日

今回は、韓国のキャッシュレス化が進んでいる理由についてまとめてみたいと思います。

Unsplashより、札束風の紙をぶちまける女性の写真

先日、インテリジェントウェイブという企業の記事を書きました。

インテリジェントウェイブは日本国内のカード会社向けのシステム開発会社ということで、キャッシュレス市場について少し調べました。

その際に知ったことなのですが、韓国のキャッシュレス決済比率が89.1%と、非常に高いことにとても驚きました。

キャシュレスビジョン 経済産業省)

韓国が89.1%とダントツで高いのに対して日本は18.4%と、70%もの開きがあることがわかります。

半分を超えているのは5位のオーストラリアまで。よく話題にのぼる通り、中国も60%と高いですね。


というわけで今回は、韓国のキャッシュレス化がなぜここまで進んでいるのかについて調べてみたいと思います。

調べてみると、そこには社会的・歴史的な背景がありました。


決済の歴史:物々交換からクレジットカード誕生まで

まずは決済の歴史をざっくりとおさらいしてみましょう。

① 物々交換の頃(〜紀元前7世紀)

人類の決済(というか、取引)は、物々交換から始まったとされています。

紀元前7世紀(2700年前くらい)以前は物々交換が主流でしたが、取引のたびに狩ってきたイノシシなどを持ってくるのは大変です。

そこで、各共同体において利用価値の高い麦、塩、貝殻などが物品貨幣として採用されるようになります。

② 鋳造貨幣の時代(紀元前7世紀〜)

物品貨幣の誕生は、人類の取引形態を大きく進化させます。

「価値」を保存することができるようになったため、専門技術を持つ人が出現し、「職業選択」という概念が生まれました。

そして人類は、さらに価値を安定させるため、銀や銅などの金属を貨幣素材に使うようになります。

③ 中央銀行の誕生(17世紀〜)

ところが、これらの貨幣はちょっと頑張れば偽造することができ、偽札などの問題は尽きません。

そこで出てきたのが「中央銀行」という存在です。


中央銀行は、貨幣の発行を管理し、価値を保証する役割を果たします。

現在でも基本的な仕組みは同じであり、社会に血液を送り込む「心臓」のような機能を果たしているとのこと(三井住友カードのサイトより)。

④ カード決済の誕生(20世紀〜)

そして、1950年代のアメリカで生まれたのが「クレジットカード」による決済です。

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