M&Aによってわずか30年以内に世界最大の広告代理店グループとなったWPPグループとは

2017年10月03日 14:48

昨日からアサツーディケイばかり見ていますが、ここら辺で世界最大の広告会社である、WPPグループについてまとめておきたいと思います。

WPPグループの歴史

1971年に設立されたイギリス企業「Wire and Plastic Products」は、当初はワイヤー製買い物カゴのメーカーとして事業を展開していました。

1985年、マーチン・ソレル氏が同社の経営権を「世界的なマーケティング企業を作るために」取得。

翌年にはソレル氏がCEOとなり「WPP Group」に改名すると、さっそくイギリスやアメリカの広告会社を買収していき、1987年には世界初の広告代理店として知られる「ジェイ・ウォルター・トンプソン(JWT)」を5.66億ドルで買収。


1998年にはNASDAQに株式上場すると、1990年代には早くも「Advertising Age」にて世界最大の広告代理店グループとして紹介されるまでになります。


1998年には日本で第3位の広告会社「アサツーディ・ケイ」との提携を発表。同年、ロンドン証券取引所のFTSE100指数の採択銘柄となります。


このように、M&Aや戦略提携を繰り返すことで世界最大級の広告代理店グループを構築したのがWPPであり、実質的創業者のマーチン・ソレル氏ということになります。

マーチン・ソレル氏とは

それでは、マーチン・ソレル氏は一体どういう人物なのでしょうか?とりあえずWikipediaからざっくり拾ってみます。

1945年にロンドンのユダヤ人家庭に生まれると、ハーバード大学でMBAを取得。

1975年に広告代理店のサーチ&サーチに入社すると、1984年まで同社の財務担当として勤務。

それから1985年に「Wire and Plastic Products」の株式を取得して、翌年にCEOとなったという人物です。

わずか30年以内に買い物カゴメーカーを世界的広告企業に成長させただけあって、独自の視点を持って物事をみる人物のようです。

世界最大の広告企業WPP、マーチン・ソレルCEOのデジタル・ビジョン

上の記事では、1996年のハーバード・ビジネス・レビューの記事で、ソレル氏が「Webを含むインタラクティブなメディアは、ブランディングやコミュニケーションのあり方を根本的に変えてしまう可能性が大いにある」と述べたとしています。

1996年時点で、クリエイティブな広告の世界が、科学的でデータ・ドリブンなものになると確信していたとのこと。先進的な洞察力に驚かされます。


この続きを見るには
(1310文字 画像7枚)

Stockclipサポート会員にご登録いただく必要があります。

初回7日間無料キャンペーン実施中!

無料で続きを読む
または
シェア/お気に入り
資料をダウンロード