一体何が起こっているのか?「ディズニー」対「コムキャスト」買収合戦のこれまでの経緯をまとめる

このところ、ディズニーとコムキャストが「21世紀フォックス」をめぐって買収合戦を行なっている、という話を目にします。

しかし、毎日のようにコロコロとニュースが変わっていって何が起こっているのかよく分からない、と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ディズニーとコムキャストの買収合戦にはどんな背景があるのか、どのように進んできたのか、そして今はどういう状況にあるのかについて整理してみたいと思います。


発端:メディア王マードック氏が買う側から売る側へ

そもそもどうして今、こういう状況になっているのでしょうか。背景についておさらいしてみましょう。


まず、アメリカ合衆国の代表的なメディア・コングロマリットは5社あります。

一つは、NBCユニバーサルを有する「コムキャスト」。

二つ目は、スターウォーズも買収した「ウォルト・ディズニー」。

三つ目は、”メディア王”ことルパート・マードック氏が率いる「21世紀フォックス」です。

そして、「ナショナル・アミューズメント」「AT&T(タイムワーナーを保有)」の5社です。


上位3社が今回のストーリーにおける主人公であり、イギリスの大手有料放送会社「スカイ」も加えた4社が今回の登場人物です。


「メディア王」ルパート・マードック氏

今回の買収合戦を理解するのに欠かせないのが、21世紀フォックスを率いるルパート・マードック氏です。

マードック氏は1931年、オーストラリアのメルボルン生まれ。

ジャーナリストの父、キース・マードック氏は、オーストラリアの新聞社の経営者でした。

1952年、キース氏の急死によりルパート氏はオーストラリアに残り、新聞社「ザ・ニューズ」の社長となります。

ルパート・マードック氏はオーストラリア各地の新聞を買収することで、1970年代にはオーストラリア有数のメディア・グループに。

そして1979年には代名詞ともいえる「ニューズ・コーポレーション」を設立。

1980年代には「タイムズ」、「20世紀フォックス」などを買収し、影響力を世界規模にまで広げます。

この続きを見るには
(4701文字 画像6枚)

Stockclipサポート会員にご登録いただく必要があります。

初回7日間無料キャンペーン実施中!

無料で続きを読む
または
シェア/お気に入り
資料をダウンロード