「ガリバー」の孫会社としてスタート、株主を転々として上場した自動車ローンあっせん会社「プレミアグループ」
今回は、リクエストのあった「プレミアグループ」について調べてみたいと思います。
プレミアグループのルーツは、2000年に設立された「ジー・ワンファイナンシャルサービス」という会社にあります。
先に設立されたのは、車の買取サービス『ガリバー』の加盟店向けの内部融資などを行うイー・インベストメント。2004年に自動車ローンの外部販売をスタートしました。
そして2007年、オートクレジットの提供に特化した子会社として設立されたのが「ジー・ワンクレジットサービス」。つまりは、「ガリバーインターナショナル(現IDOM)」の孫会社としてのスタートでした。
ところが2010年にSBIホールディングスに譲渡され、10月に社名を「SBIクレジット」に変更。2013年には丸紅の子会社である「アイ・シグマ・キャピタル」の運営ファンドに譲渡され、7月に「プレミアファイナンシャルサービス」へと社名を変更します。
2015年にはAZ-Star(株)が管理するファンドへと譲渡されるなど、株主を転々としてきた経緯があります。
AZ-Starへと譲渡されるタイミングで「プレミアファイナンシャルサービス」の親会社が「AZS一号」になり、この「AZS一号」が持株会社となり、現在の「プレミアグループ」へと変更されました。
ややこしいですね。
その後、2017年12月に東証二部に上場。
業績をさかのぼると、上のように着実に拡大していることが分かります。2013年3月期には営業収益35億円ほどでしたが、直近では90億円を突破。経常利益(税引前利益)にいたっては19.8億円と8倍近くに拡大しています。

業績回復のカギは販売モデル改革にあり!『ガリバー』を運営する中古車業界の巨人「IDOM」
- 事故車回収サービスで破産するも、中古車の仕入販売で借金を返済。業界のイメージを払拭するためにガリバーを創業
- 中古車の在庫保有は2週間という「鉄の掟」。販売店舗のマルチブランド戦略が奏功し、小売販売台数が卸売を逆転
- 豪州事業が海外売上を牽引(448億円)も、営業赤字が続く
- 18/2期のFCFは27億円のプラス。現在の時価総額は567億円
- 小売販売台数14万台を掲げ、店舗拡大に積極投資。個人間カーシェア『GO2GO』も発表
今回は『ガリバー』等を運営する中古車業界No.1の「IDOM」(証券コード:7599)についてまとめていきます。
(公式HP)
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