2018年08月21日 12:00

創業セール盛況も株価下落!物流サービスへのテクノロジー投資を進める中国EC「JD.com」

今回は、中国最大の直販型EC企業「JD.com」の2018年2Q決算についてまとめます。

2018年2Q決算説明資料より

さっそく四半期ごとの業績を見てみましょう。

2017年4Qに1,000億元の大台を突破し、今四半期の売上高は1,222億元(1.96兆円)となりました。

前年までは40%以上の高い成長率を維持していましたが、今四半期は31.2%と売上高の伸びは徐々に鈍化しています。

営業損益は安定しておらず、今四半期は営業損失が10億元(161億円)と前年よりも損失幅が拡大しています。


JD.comはテンセントやウォルマートと資本関係にありますが、6月にはGoogleからも5億5,000万ドルの出資を受けています。

成長が停滞する中でも巨大企業が提携を強化する理由はどこにあるのか、詳しい事業数値を整理していきたいと思います。


創業セールの取引総額は247億ドル

JD.comは中国版Amazonとも呼ばれ、直販型EC『JD.com』を運営しています。

売上高の構成も本家Amazonと似通っており、直販による「商品販売」と、マーケットプレイス売上手数料などの「サービス」の2つに分かれます。

それぞれの売上高推移を確認してみましょう。

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中国・アジア EC JD.com, Inc.
2017年10月14日 15:00

なかなか資金繰り厳しそうだけど、JD.comは「中国版Amazon」として成功できるのか?

店舗販売から始まったJD.comの歴史
NTTドコモや三井物産並みの売上規模に成長
コスト構造をAmazon.comと比べてみる
今後の戦いに十分な資金力はあるか?財政状態をチェック

今回は中国でEコマース事業を展開するJD.comについて調べます。

中国ECではアリババがトップシェアを握っていますが、アリババがマーケットプレイス型であるのに対し、JD.comは「直販型」Eコマースとなっています。

アリババは中小ECの仲介役として機能しているのに対し、JD.comは自社で在庫を仕入れて自ら販売しているのです。

2018年04月18日 20:02

売上6兆円超え!中国最大の小売事業者となったEコマース企業「JD.com」2017年通期決算まとめ

市場環境について
事業数値の状況
その他のトピックス
財政状態

発表から少し間が空いていますが、今回は中国で2番目に大きなEC企業「JD.com」についてまとめてみたいと思います。

JD.comの事業については、以前もまとめています(なかなか資金繰り厳しそうだけど、JD.comは「中国版Amazon」として成功できるのか?)。

2018年11月22日 07:00

アカウント数減少で停滞感も!?テクノロジー投資先行でフリーキャッシュフローはマイナスの「JD.com」2018年3Q決算

アカウント数減少で停滞感も!?テクノロジー投資先行でフリーキャッシュフローはマイナスの「JD.com」2018年3Q決算
四半期売上は1,048億元(+25%)、営業損失-7億元(2四半期連続の営業赤字)
全体GMVは6.5円(+31%)、売上の90%を占める直販売上(939億円)の成長率が23%に鈍化
アカウント数は3億520万人(前四半期から800万人減少)、「JD Plus」ユーザー数は1,000万人を突破
積極的な設備投資でフリーキャッシュフローはマイナス。株価はピーク時の半分となり、現在の時価総額は303億ドル
「独身の日」の流通総額は1,598億元(2.6兆円)、タイでの事業展開もスタート

中国版アマゾンとも呼ばれるEC企業「JD.com」(ティッカーシンボル: JD)の2018年3Q決算が発表されました。

2018年3Q決算説明資料