高額紙幣廃止によってキャシュレス化が進行!ソフトバンク、グーグルが目を光らせる「インド」決済市場
2018年09月02日 20:10
前回まで韓国のキャッシュレス化のあゆみや中国がモバイル決済大国になった経緯などを調べてきました。
そこで今回は、2024年に人口が世界一になるインドの決済市場の現状について見ていきたいと思います。
まずはインドのキャッシュレス比率から見ていきましょう。
インドのキャッシュレス比率は38%となっています。
同規模の人口を誇る中国のキャッシュレス比率が60%であることを考慮するとキャッシュレス化はあまり進んでいないようです。
キャッシュレス化が進まない背景
なぜインドのキャッシュレス化がなかなか進んでいないのでしょうか。
①銀行口座保有率の低さ
インドでは銀行口座を持つ人の割合が53%と、他のアジア諸国と比較してもかなり低い水準です。
連載シリーズ(全13回)
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- Fintechユニコーン企業まとめ前編(ローン系Fintech7選)
- Fintechユニコーン企業まとめ中編(ビジネスツール・決済系Fintech7選)
- Fintechユニコーン企業まとめ後編(ネオバンク、保険など9選)
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Fintechユニコーン企業まとめ中編(ビジネスツール・決済系Fintech7選)
2019年02月10日 12:00
- 中国発の資金管理サービス「CGTZ」
- 請求書管理自動化を手掛ける「AvidXchange」
- デンマーク発のプラットフォームプロバイダ「Tradeshift」
- 野村HDも投資する金融機関向けメッセージツール「Symphony」
- 中小企業向け給与・人事ツール「Gusto」
- 後払い決済サービスを提供するスウェーデン発ユニコーン「Klarna」
- 第三者決済を中心に発展した中国企業「Lakala」
前編のローン系7社に引き続き、中編ではビジネスツール・決済系Fintech企業7社を取り上げて、紹介していきたいと思います。

2024年には世界最大の人口を抱える「インド」のユニコーン企業14社まとめ(前編)
2019年01月28日 12:00
- インド政府の目指すキャッシュレス化の波に乗った電子決済の「Paytm」
- 独立して成長を続けるEC企業「Snapdeal」
- 急速にチェーン化を進める格安ホテル予約サービス「Oyo Rooms」
- 世界最大手Uberが最大の競合 配車サービスの「Ola Cabs」
今回は、インドのユニコーン企業について改めて整理してみたいと思います。
(ユニコーン:評価額10億ドルを超えた未上場企業の通称)

世界一のバイク市場を牽引!インド最大のオートバイメーカー「Hero Motocorp」
2018年12月25日 20:00
- ホンダとの合弁会社としてスタート。18/3期の売上高は約5,246億円
- 販売台数は約760万台。メンバーシップサービスの会員数が100万人を突破
- 製造原価率が改善傾向。現在の時価総額は約9,930億円
- インド国内の二輪販売台数2,019万台は世界一。ホンダの猛追に対抗できるか
今回取り上げるのはインド最大のオートバイメーカー「Hero Motocorp」です。
(公式HP)

クリスマスの本場は「森林率」73%!「ノキア」も生んだフィンランド林業の歴史と現在
2018年12月24日 20:00
- フィンランドは「森林率」73%で先進国トップ
- 大航海時代の造船ブームでフィンランドの林業が拡大。「ノキア」も最初は製紙会社から始まった
- 2007年をピークに紙の生産量が10年で半減
- 事業転換に成功したフィンランド林業最大手「ストラエンソ」
- 日本の林業は約40年で3分の1に縮小。政府は「2020年の木材自給率50%以上」を目標に掲げる
クリスマスと聞いてみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
サンタクロースの故郷として有名なのが北欧・フィンランド(発祥の地はトルコのようです)。