2018年09月12日 12:00

コンピュータ横編機で世界トップ!ユニクロやZOZO、エルメスが活用する「島精機製作所」

今回はコンピュータ横編機で世界シェアNo.1の「島精機製作所」について見ていきたいと思います。

2018年7月にファーストリテイリングと島精機製作所が中長期的に協力してニット製品の開発を行なっていくという発表がありました。

ファーストリテイリング・島精機製作所の戦略的パートナーシップについて -中長期的・包括的な開発および生産に関する取り組みを強化-

また、スタートトゥデイも島精機製作所のニット製造機を活用しています。

ファーストリテイリングやスタートトゥデイが惚れこむほどのニットを作る「島精機製作所」とは一体どのような会社なのでしょうか。


手袋から着想を得てニット編機を開発

創業者である島正博氏は1937年生まれ、和歌山県出身。

10代の頃から発明に夢中になっており、16歳の時には母の負担を軽くしようと手動の二重環かがりミシンを発明。

蒸気機関車の車輪の動きからヒントを得て、ミシンの仕組みを思いついたそうです。

1961年に島氏は友人らと(株)三伸精機を設立。

最初はゴム入り軍手の半自動編機の製造販売を行なっていました。

出資者は半自動編機の量産と販売に重点を置いた事業展開を望んでいましたが、島氏は全自動手袋編機の開発を目指していました。

1962年、名称を島精機製作所に変更。

1964年に全自動手袋編機を完成させ、販売を開始しました。

この全自動手袋編機は高度経済成長に伴う軍手の需要もあり、1970年代にかけて15,000台を超える大ヒットとなりました。

全自動手袋編機は成功しましたが、手袋の市場規模は小さいので次なる一手を考えていました。

そんな時、手袋を逆さにするとセーターのような形になることに気づきました。

島正博の道しるべ

1967年、手袋編機を応用した全自動フルファッション袴編機の販売を開始し、横編機業界に進出します。

1969年から横編機メーカーとしてスタートし、1971年にはパリの展示会に横編機を出展し国際的に高い評価を受けました。

1995年に「ホールガーメント」と呼ばれる縫い目がない革新的なニットを開発。

島製機製作所

着心地が非常に良く理想のニットウェアと呼ばれ、アパレル業界に変革をもたらしました。

エルメスやグッチ、アルマーニなど欧州の高級ブランドも「ホールガーメント」を販売しています。

2016年にファーストリテイリングと合弁会社イノベーションファクトリーを設立します。


業績推移:営業利益率は20.7%

島製機製作所の売上を見てみましょう。

売上は年度によってばらつきがかなりあります。

2018/3期の売上は719億円、2013/3期から増加傾向となっています。

2013年からの売上増加率を計算してみると2016/3期を除いて15%以上の増収。

かなりハイペースな売上増加となっています。

2018/3期の営業利益は149億円と、2014/3期から売上に伴って増加しています。

2018/3期の営業利益率は20.7%と高いことがわかります。

アジアでの売上が48%を占める

島精機製作所では事業を大きく4つに分けることができます。

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島精機製作所
2017年10月13日 18:11

利益率向上の理由は?躍進を続けるスタートトゥデイの事業KPIを徹底分解!

輝かしき損益の推移
売上原価率が45%から9.36%にまで大きく改善
売上原価率の改善は収益構造の変化にあった!
バランスシートの内訳
キャッシュフローの変化とFCF倍率

今回調べるのは躍進著しいスタートトゥデイです。まずは軽く歴史を振り返ります。


最初は1998年5月に有限会社として設立され、2000年1月にはCD・レコードの輸入販売サイト「STMonline」の運営を開始しました。

2018年07月17日 15:00

中国店舗数が5年で3倍弱に!海外事業と国内ECの成長が注目の「ファーストリテイリング」決算まとめ

「海外ユニクロ」好調の要因
国内事業:Eコマース売上は164億円(3ヶ月間)に
コスト構造と収益性の動向
財政状態についてもチェック

今回は「ユニクロ」「GU」などを運営するファーストリテイリングの決算についてまとめたいと思います。

期末は8月なので、今回発表されたのは3Q決算。まずは3ヶ月ごとの売上高の推移を見てみましょう。

2018年07月31日 20:00

『ZOZOSUITS』関連に15億円!高収益企業「スタートトゥデイ」の利益率が低下した要因を整理

どうして営業利益率が低下しているのか?
コスト構造が変わったのか?
今期の目標は前年度から49.3%の売上増
今四半期から新たに240億円を借入

前澤社長が率いるスタートトゥデイの決算が発表されました。

「ZOZOSUITS」をはじめ、社内外で話題の多い同社ですが、今回の決算はどうなっているでしょうか。

2018年10月31日 20:00

『ZOZOSUIT』なしでPB商品が購入可能に!30億円のコストカットを掲げる「ZOZO」2019年3月期2Q決算

ビジネススーツの納期が遅れてPB事業は目標未達
前四半期比で1.7倍の広告費を投下
「受託ショップ」のテイクレートが約30%に上昇
1Q決算後から株価が大幅に下落し、現在の時価総額は8,526億円
PB商品は『ZOZOSUIT』なしで注文が可能に

『ZOZOTOWN』などを運営する「ZOZO」(証券コード: 3092)が社名変更後としては初の決算を発表しました。

2019年3月期2Q決算説明資料

2019年02月01日 07:00

ZOZOSUITが振るわず下方修正!営業利益率は29%まで改善した「ZOZO」3Q’19決算

ZOZOSUITが振るわず下方修正!営業利益率は29%まで改善した「ZOZO」3Q’19決算
四半期売上360億円(前年比+27.6%)、営業利益106億円(営業利益率29.4%)
プライベートブランドの取扱高は15.9億円まで増加
積極投資をしていたプロモーション費率は5.8%と2Qから8.4ptも低下
ZOZOSUITからのPB不振により売上を1,180億円とする下方修正を発表

正月に1億円のお年玉で話題になった「ZOZO」(証券コード:3092)の2019年3月期3Q決算が発表されたのでまとめていきます。(決算説明資料

四半期売上360億円(前年比+27.6%)、営業利益106億円(営業利益率29.4%)

まずはEC事業を見ていくうえでチェックしたいのは取扱高です。