2018年09月19日 12:48

世界20か国以上でオンライン印刷サービスを展開!欧米の印刷EC化をけん引する「Cimpress」

今回は取り上げるのは、世界中で印刷ECを提供する「Cimpress」という会社です。

「Cimpress」公式HP

先日、プリントネットの新規上場ラクスルの通期決算が発表されました。

それによると、日本の印刷市場におけるオンライン比率が3%に過ぎないのに対し、西欧では15%と日本の5倍に達しているそうです。

「ラクスル」成長可能性に関する説明資料より)

そして、ヨーロッパ印刷市場のEC化をけん引しているのがCimpressという会社です。


創業者のRobert Keane氏はハーバード大学を卒業したのち、フランスにある経営大学院「INSEAD」でMBAを取得。

そのままフランスに残り、1994年に設立したのがBonne Impressionという会社。

大企業の高品質な紙をスモールビジネスでも使えるように」というコンセプトで、小規模の印刷業者向けに紙や素材の卸売サービスを開始します。

Keane氏は大学院の同僚の紹介で、Microsoftの印刷デザイン作成ソフトウェア『Microsoft Publisher』の外部コンサルタントとして印刷業界のリサーチ活動もしていました。

Microsoftとのコネクションを活かし、『Microsoft Publisher』と紙素材のセット販売によって売上を伸ばすも、Microsoftに売上の70%を持っていかれるというひどい契約だったため、新たなビジネスを模索します。

参考

そして1999年、Webから印刷物を注文できる『vistaprint』をフランスとイギリスでローンチしました。

翌2000年には早くもアメリカへの進出を果たしています。

サービスは順調に拡大し、2003年には印刷工場をオランダに建設して自社製造を開始。

2014年にCimpressとしてホールディングス化し、現在は世界20国以上でサービスを展開しています。


直近6年間の業績推移を見てみましょう。

右肩上がりの増収を続けており、18/6期の売上は25.9億ドルとなっています。

成長スピードは徐々に加速しており、今年度は21.4%の増収となりました。

営業損益を見てみると、17/6期に赤字となりましたが、18/6期にV字回復を果たしています。


ヨーロッパの印刷EC化をけん引してきたCimpressとは一体どのような企業なのか、詳しい事業内容を探っていきたいと思います。


全世界で14サービスを展開

Cimpressはメインの印刷EC『vistaprint』を含めて全部で14つのサービスを展開しており、4つの事業セグメントに分類しています。

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