2004年に事実上の経営破綻!復活をとげた「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の戦略まとめ(後編)

2018年09月30日 12:00

(前編の続き)

2011年度:「キッズフリー」で震災の自粛ムードを払拭

まず森岡氏たちの前に立ちはだかったのが、2011年度をどう生き抜くかという問題です。

開園から10周年ということで周囲の期待値は上がりますが、使えるお金はほとんどありません。


マーケティングチームと議論して「USJの10周年、ハッピーサプライズ」というコンセプトを考案しました。

当時は好感度が高かったタレントのベッキーを10周年大使に起用し、テーマ曲はGReeeeNに依頼。

大きな投資を伴わずにワクワク感を打ち出せる企画をいくつも繰り出しますが、3月の東日本大震災によって来場者数が地に落ちてしまいます

自粛ムードがただよって内部にも焦りが広がる中、「大人一人につき関西の子供を無料で招待」するというマーケティング施策を発案。

「関西から日本を元気にする」という大義に橋下府知事(当時)も賛同し、定例のプレス会見の中で「スマイル・キッズフリー・パス」を発信してくれたのです。その後はテレビCMも開始。


反感を買ってしまえば逆効果にもなりかねない施策ですが、それまでの地獄がまるで嘘のように、家族連れがたくさんきてくれるようになります。


2011年度秋:「ハロウィンホラーナイト 」開催

キッズフリーで「潮目を変える」ことができたものの、春に失った数十万人もの集客損失を補うことはできていませんでした。

それまでの施策以上のインパクトのある集客アイデアを「あと三つ」は絞り出さないといけない。

そしてやはり、設備投資にお金は使えない。


そんな中で森岡氏は、「ハロウィン」の活用に目星を付けました。

USJはそれまでも「昼間のハロウィンパレード」を目玉イベントにしていましたが、実際には7万人程度のプラス効果しか生みだしていませんでした。

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