別府温泉マップが原点!自動運転とドローン社会のインフラを構築する「ゼンリン」

2018年10月03日 20:00

今回はGoolgleマップなどに地図データサービスを提供する「ゼンリン」について取り上げます。

公式HP

ゼンリンは1948年、大迫正冨氏によって「観光文化宣伝社」として大分県で創業されました。別府市の観光ガイド『年刊別府』を出版し、付録で折り込んだ街歩きガイドの温泉マップが人気を博します。

大迫氏は温泉マップのヒットを受けて地図作りを本格化。1952年の『別府市住宅案内図』発行し、その2年後には販路拡大のため福岡県北九州市・小倉へ拠点を移します。その後も全国各地で地道な徒歩調査を重ね、1980年に全47都道府県の住宅地図出版を果たしました。インターネット黎明期の1984年、日立製作所と共同で住宅地図制作自動化システムを確立。地図のデータベース化に向けた取り組みがスタートします。

1990年、世界初のGPSカーナビ専用地図ソフトを開発し、2005年からはGoogleマップへのデータ提供を開始しました。現在は3Dマップやドローン用地図データ作成など先進的な取り組みも行なっています。

日本全国を網羅した住宅地図を刊行しているのはゼンリンのみと言われており、2017年に住宅地図の国内カバー率100%を達成。2000年ごろには98%程度まで到達していましたが、山間部や離島などが断片的に残っていたそう。社内でも「完成させたい」という声が挙がっており、2017年に全エリアの調査を終えてようやくカバー率100%を達成しました。

また、一時期はカーナビ向け地図ソフトのシェアが70%を超えていたとされています。最近は複数の地図データを組み合わせることが増え、正確なシェアを計算することは難しいそうですが、現在も圧倒的なシェアを誇っています。

近年の業績推移を確認してみましょう。

15/3期以降に業績が伸びており、18/3期の売上は過去最高の613億円でした。今四半期の売上高は136.1億円です。

営業利益は54億円まで回復しています。

この続きを見るには
(3944文字 画像27枚)

Stockclipサポート会員にご登録いただく必要があります。

初回7日間無料キャンペーン実施中!

無料で続きを読む
または
3期連続赤字 「GoPro」に起きた異変と生き残りへの道

3期連続赤字 「GoPro」に起きた異変と生き残りへの道

2019年06月27日 20:00

今回はカメラ業界まとめ第11弾として「GoPro」を扱います。縮小するデジカメ市場を尻目に、颯爽と現れ人気を誇るアクションカメラ。今回はその市場とGoProの戦略についてみていきます。

GoProはアクションカメラブームの火付け役とも言える存在でした。

今さら聞けない!ドローン誕生の歴史から国内外の動向までを一気にチェック

今さら聞けない!ドローン誕生の歴史から国内外の動向までを一気にチェック

2019年04月07日 20:00

ここ数年で一気に耳にすることが多くなった「ドローン」という言葉。今回のエントリでは注目を集めるドローンの歴史から国内外の動向までを一気に確認していきます。

マリリンモンローもドローンを組み立てていた

自動運転の鍵を握るのは完成車メーカーではない!カーシェア好調、海外進出攻勢へ出た「パーク24」

2018年05月16日 21:19

今回は、時間貸駐車場サービスを展開する「パーク24」についてまとめます。

かなり多くの方が、こちらのロゴを見たことがあるのではないでしょうか。

シェア/お気に入り
資料をダウンロード