2018年10月08日

家庭向け電力の売上が3倍増!国内最大級のバイオマス発電所を持つ再生エネルギー企業「イーレックス」

今回はバイオマス発電を手がける再生エネルギー企業「イーレックス」について取り上げます。

公式HP

創業者である現会長・渡邉博氏は1931年生まれの87歳。

1955年に日本銀行へ入行し香港事務所長などを務めます。

その後、信託銀行やリース会社での勤務を経て、1992年に日本短資株式会社の代表取締役社長に就任。

短資会社とは、金融機関同士の金融取引仲介を行なう会社のこと。ビルブローカーとも呼ばれる)

渡邉氏は事業多角化に向けて、1999年にイーレックスの前身となる「日短エナジー」を設立しました。


2000年の電力自由化を受けて電力販売を開始。

まずは九州で、続いて関東、東北へと販売エリアを拡大していきます。

2013年にバイオマス発電所「土佐発電所」を建設し、再生エネルギー発電をスタート。

2014年にマザーズへ上場し、翌年に東証一部へ市場変更しました。

2016年には 国内最大級のバイオマス発電所「佐伯発電所」が稼働開始。

北陸地区での電力小売を2018年6月に開始し、電力販売エリアの日本全国カバーを果たしています。


業績推移を見てみましょう。

ここ数年で業績規模は大幅に拡大しています。

今四半期(2018年4月〜6月)の売上は125億円、18/3期の通期売上は469億円でした。

16/3期から売上成長率が急加速しており、18/3期は50.6%まで上昇しています。

18/3期の営業利益は48億円で、営業利益率は10.3%です。


発電から販売まで全プロセスをカバー

イーレックスが手がけるのは再生エネルギーの1つである「バイオマス発電」です。

一般的なバイオマス発電は燃料調達から、発電、販売というプロセスで構成されており、イーレックスはプロセス全体をカバーしています。

イーレックスの自社発電所は現在、高知県「土佐発電所」と大分県「佐伯発電所」の2基が稼働中。

土佐発電所は2013年6月から、佐伯発電所は2016年11月から稼働を開始し、出力能力は合計で70MWとなっています。

1世帯の一日あたり平均消費量はおよそ8.3kWhなので、イーレックスは20万世帯以上をまかなうだけの出力能力を備えている計算になります。

参考:鳥取県の全世帯数が約23.6万世帯

イーレックスのバイオマス発電では、燃料を燃やして発生した蒸気のパワーでタービンを回して発電します。

仕組み自体は火力発電と同じですが、異なるのは燃料の部分。

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