2018年10月11日 20:00

662万人が利用!『らくらく連絡網』を土台に広告事業で売上を拡大する「イオレ」

今回は『らくらく連絡網』を提供する「イオレ」についてまとめます。

まずは、大学のサークルなどで大活躍の『らくらく連絡網」がどのようにして始まったのかについて調べてみました。

創業者の吉田直人氏は立教大経済学部を1987年に卒業。

広告代理店に就職したものの、自分がやりたかった仕事との相違から半年で辞めてしまいます。

1989年に広告や編集を手掛ける事業を立ち上げ、さらに職業紹介の会社を設立。

2つの会社が成長して余裕が出てきた頃、「子供の頃好きだったゲームやアニメの世界を作りたい」という思いが強くなったそうで、1991年にパソコン用のゲームソフトを手掛けるグラムスを創業しました。

苦しい時を支えられた感謝からイオレ創業

グラムスではCD-ROMを使ったゲームを開発。

マルチメディアのブームに乗り、CD-ROMの市場シェアの10%をグラムスの商品が占めたそうです。

ところが、グラムス創業から4年後の1995年に、吉田氏は咽頭がんを発症してしまいます。

80キロあった体重は60キロに減少し、「死を覚悟した」と言っています。

すると吉田氏は「死ぬまでにドラゴンクエストのような大ヒット作を作りたい」と事業にのめり込み、「投資を拡大しろ」と社内に号令、複数の銀行から20数億円を借り入れました。

病気のことは銀行にも社員にも言っておらず、現場からは明らかな困惑と疲弊感が漂っていたそうです。


1995年に公開したゲームソフト「クォヴァディス」がヒットしたものの、1997年の金融危機により銀行に融資の返済を求められ、数ヶ月後に倒産してしまいます。

吉田氏自身も自己破産をし、債権者に頭を下げ続けていました。

1998年に免責を受け、債権者や元社員の後押しもあり、1998年に日本初となるタイ古式マッサージで再チャレンジ


2000年には、NTTドコモの『iモード』の波に乗ろうということで、携帯コンテンツを開発するサイバービズ(現ザッパラス)を創業。

サイバービズの役員の大半がグラムスの社員だったそうで、彼らや債権者への感謝の気持ちから「社会貢献」への思いが強くなります。

そして、2001年4月にイオレを創業しました。


社名の由来はサッカーで応援する際の「オーレ」という掛け声。当時は日韓ワールドカップ開催の前年でした。

当初はサッカーの試合結果を配信するサイトを運営し、プロだけでなく学生の試合まで配信。

チームに直接取材をして特集記事も載せていました。


ところが、「社会に貢献しよう」というスタンスが強過ぎたせいか、ボランティアっぽくなってしまったそうで、株主からさらに出資してもらい、誰かを応援しようとしている彼らが逆に応援される始末だったそうです。

転機となったのは「雨の日の対応などを電話の連絡網でするのに時間がかかる」という小学校のサッカーチームの監督の一言でした。

電話の連絡網では、全メンバーがそれぞれ「次、誰に電話するか」が決められており、文字通り伝言ゲームの様相を呈することになります。

そこでイオレは、メーリングリストを作って一斉に連絡が回るようにして、既読や出欠の確認ができるようにするなど改良を加えていきました。

半年後、口コミなどの効果により利用者は3千人を超えたそうです。

2005年に「らくらく連絡網」としてサービスをスタートし、これがメイン事業となります。

2017年にマザーズ市場に上場します。


長くなりましたが業績推移を見ていきましょう。




2014/3期の売上高は6億円ほどでしたが、2018/3期には15.5億円に増加しています。 

2015/3期の経常利益率は1.49%しかありませんでしたが、2018/3期には10.0%にまで上昇しています。


今回のエントリではイオレの事業内容、財政状態、市場環境について見ていきます。

事業内容:38万団体が利用する「らくらく連絡網」

イオレの提供するサービスは「らくらく連絡網」「ガクバアルバイト」「らくらくアルバイト」「pinpoint」の4つです。 それぞれ見ていきましょう。

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イオレ
2017年11月14日 17:11

素人目に理解が難しいインターネット企業No.1(?)であるフリークアウトHDの事業戦略を紐解く

フリークアウトのこれまで
フリークアウトの事業内容
フリークアウトHDの損益分析
財政状態の推移
キャッシュフローの推移
フリークアウトHDの今後の事業戦略とは
戦略の背景となる広告市場の状況
海外事業の状況
新規事業の状況
まとめ

今日はアドテックの新鋭企業、フリークアウトHDについて調べてみます。

以前から思っていたのですが、フリークアウトという会社は素人目には少し理解が難しい会社です。

決算書を見ていると、DSPやらRTBやら、3文字英略語がたくさん出てきます。

2017年09月17日 23:35

フリークアウトが面白いファイナンスをするそうなので、とりあえずTIP関係で調達した企業を復習

TIPとは?
TIPのメリット
TIPのデメリット
主要なTIPで調達した企業
TIP+何かor特徴的なTIPで調達した企業
平均
最後に

フリークアウトが今回、91.5億円ものファイナンスを行います。

フリークアウトでは、今回調達した資金は、「バーティカルクラウド」構想というものを掲げており、それを実現するためのシステム開発のために使ったり、M&Aや資本業務提携のために使うそうです。

2018年05月17日 20:25

ネイティブ広告のためのプラットフォーム?新規上場の「ログリー」の事業内容と決算数値まとめ

そもそも「ネイティブ広告」とは何か
『logly lift』が提供するサービス内容
『Loyalfarm』
公開された事業数値を分析!
今後の方向性は?
参考情報

今回は、新規上場が発表されたインターネット企業「ログリー」についてまとめたいと思います。

会社ホームページ

2018年12月03日 07:00

自治体を支えるプラットフォーマー!60億円の財源確保に貢献してきた成長企業「ホープ」

自治体を支えるプラットフォーマー!60億円の財源確保に貢献してきた成長企業「ホープ」
卒業と同時に地元・福岡で起業。創業から1年8か月でようやく初の契約を獲得
18/6期の通期売上は22.7億円(+28%)、創業以来約60億円の財源確保に貢献
売上の60%以上(14.5億円)が広告代理サービス。給与明細などあらゆる遊休スペースを活用
メディア制作サービスの売上が6.0億円(+67%)と成長を牽引。授乳室の設置も開始
体制強化で人件費が上昇。現在の時価総額は14.4億円
19/6期は30%増収を掲げる。自治体と企業をつなぐプラットフォーマーとして事業を多角化し、電力販売事業にも参入

今回ピックアップしたいのは自治体支援サービスを手がける「ホープ」(証券コード: 6195)です。

公式HP https://www.zaigenkakuho.com/