四半期に一度も意思決定しないことも!Netflix CEOリード・ヘイスティングスの知られざる半生(後編)

2018年10月14日 12:00

前編の続き)

Netflixは、かつて絶対的な王者だったBlockbuster社と泥沼の競争を繰り広げました。

そして2008年、オンラインDVDレンタル市場において白旗を上げさせることに成功。

しかしその頃、CEOのリード・ヘイスティングスは既に「その次」を考えていました。

時はさかのぼって2006年、ヘイスティングスは公開されたばかりのYouTubeを使ってみてこう思ったそうです。

これ、テレビみたいやないか!

「ストリーミングサービスを作る時代がきた」と悟ったヘイスティングスは、2007年にはNetflixのオンライン・ストリーミング版を公開。

当初はジリジリとしか利用が伸びませんでしたが、時間の経過とともにインターネットの帯域(ネットワークの”太さ”)が拡大することは分かっていました。

来るべき「ストリーミング大時代」を予見し、かなり早い段階で既存のオンラインDVDレンタルとは相反する事業を立ち上げたわけです。


ストリーミング開始時は「底辺」作品を無料で配信

ところがストリーミング事業を立ち上げるのも、これまた簡単なものではありませんでした。

DVDレンタル事業とは異なり、全ての映画コンテンツに関して「ライセンス契約」を結ばなければならないのです。

しかもそのライセンス料は非常に高額でした。


Netflixはまず、映画業界の「底辺」にあるコンテンツから配信を開始しました。

誰もが忘れているような古い作品や、あまり人気のないコンテンツからスタートしたのです。

全くヒットしていない1990年の映画を2007年にオンラインで観られるようにしても、人気が出るわけがありません。

ヘイスティングスは、ここでも大胆な戦略をとります。

当初、ストリーミングサービスを「完全無料」で提供したのです。

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