『フラッシュ・ボーイズ』で話題に!超高速取引業者「Virtu Financial」の果たす役割と収益構造
2018年12月14日 07:00

『フラッシュ・ボーイズ』で話題に!超高速取引業者「Virtu Financial」の果たす役割と収益構造

今回は金融市場で超高速取引(High-Frequency Trading)を行なう「Virtu Financial」について取り上げたいと思います。

公式HP

金融業界の大物・Vincent Viola氏が2008年に創業。2017年の売上は10.3億ドル

Virtuの創業者はVincent Viola氏。

陸軍士官学校を卒業後、1982年に世界最大の先物取引所「ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)」でトレーダーとしてのキャリアをスタート。

2001年から2004年まで会長を務めた人物です。

2008年に現在CEOを務めるDouglas Cifu氏とともに超高速取引を行なうVirtu Financialを創業しました。

Wall Street Journal

彼らはマーケットメイカーとも呼ばれており、取引所から資格を与えられた「金融商品の値付け業者」としての役割を果たしています。

例えばETF(上場投資信託)の買注文と売注文を常に出し続けることで流動性を提供しています。

参考: 東証マネ部!

2015年にニューヨーク証券取引所へ上場。

現在は全世界235の取引所で1万9,000を超える金融商品の取引を行なっています。

17/12期の売上は10.3億ドルと、減収に転じた16/12期から46.4%も増加。

税引前利益は1.1億ドルと減少傾向にあります。


マイケル・ルイス氏の著書『フラッシュ・ボーイズ』でも話題となった超高速取引。

Virtu Financialが一体どのようにして収益をあげているのか、詳しい事業内容に迫っていきたいと思います。


商品に値付けを行なう「マーケット・メイキング」がメイン事業。売買益が7.7億ドル

Virtu Financialは金融取引を中心としたサービスを提供しています。

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この記事に関するキーワード
テクノロジー Virtu Financial, Inc.
2017年09月26日 20:33

ベンチャーキャピタルなのに上場?SlackやBoxにも投資したソーシャル・キャピタルと無事業で上場する「SPAC」とは

SPAC(特別買収目的会社)とは?
チャマス・パリハピティヤ氏とは?
ソーシャル・キャピタルのポートフォリオ
glooko
Captricity
Wave
Cozy
Ezetap
SurveyMonkey
Netskope
WealthFront
Intercom
Remind
CommonBond
Greenhouse Software
Premise
Slack
AirMap
mParticle
Saildrone

シリコンバレーの有力なVC(ベンチャーキャピタル)の一つに「ソーシャル・キャピタル」があります。

ソーシャル・キャピタルは2011年5月に設立され、クラウドストレージサービスのBOX(NYSEに上場)や企業向けソーシャルネットワークのYammer(マイクロソフトにより買収)、コラボレーションツールのSlackなどに投資しています。

2018年01月29日 16:16

日本の証券取引所はどのように発展したのか?1878年に発祥、紆余曲折の末に2013年に設立された「日本取引所グループ」

日本取引所グループの歴史
日本取引所グループの事業内容
取引関連収益
取引関連以外の収益
取引所のバランスシートとは?

今回は「日本取引所グループ」についてまとめてみたいと思います。


2018年03月26日 15:28

ウォーレン・バフェットが過去に行なった「株式以外」の投資を元に語る「投資の基本原則」とは

投資に関する考え
1986年、農地への投資
1993年、商業用地への投資
バフェットが考える投資の基本原則
チャーリーとバフェットの株式購入の意思決定プロセス
プロでない投資家は、低コストのインデックスを買っておきなさい

バークシャー・ハサウェイの2013年の「株主への手紙」に「Some Thoughts About Investing(投資に関する考え)」という項目があったのでメモしておきます。

内容は、バフェットが過去に行なった「株式以外」への投資について語ったもの。

かなり長いですが、彼の「投資」全般に対する考え方がよく現れています。

2018年11月08日 07:57

決算説明で出てきたソフトバンクビジョンファンド投資先ベンチャー14社の事業内容をおさらい

① イケイケコワーキングスペース「WeWork」
② 韓国の爆速ショッピングサイト「Coupang」
③ インドネシア最大のEコマース「tokopedia」
④ インドの決済サービス「paytm」
⑤ 血液検査からがん細胞を検知する「Guardant Health」
⑥ 売りたい不動産を24時間で買い取ってくれる「Opendoor」
⑦ 不動産営業をテクノロジーと組み合わせる「Compass」
⑧ 動的なスマートガラスを開発する「View」
⑨ 建設プロジェクトを大幅に効率化する「Katerra」
⑩ GMV合計が10兆円規模に拡大した「ライドシェア」
11. 1.7億人が使うフードデリバリー「ele.me」

11月5日、ソフトバンクグループの2019年3月期2Q決算が発表され、Stockclipでもまとめ記事を出しました。

その中で存在感を強めているのはやはり「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の存在です。

2018年11月19日 20:00

運用資産9,644億円!『ひふみ投信』を運用・販売する「レオス・キャピタルワークス」が新規上場

運用資産9,644億円!『ひふみ投信』を運用・販売する「レオス・キャピタルワークス」が新規上場
2018年9月末時点の運用資産残高は9,644億円、19/3上半期の売上高は32億円
18/3期は自社投信による収益が33.6億円(+199%)、投資顧問報酬が4.9億円(+203%)
『カンブリア宮殿』出演で『ひふみプラス』の販売が急増。現在は6,626億円と運用資産全体の69%を占める
「ひふみ投信マザーファンド」の資産配分比率は東証一部の銘柄が80%
売上拡大に伴ってコスト構造が大幅に改善。上半期のFCFは5.1億円で年間10億円に達する勢い

資産運用会社「レオス・キャピタルワークス」(証券コード:7330)のマザーズ上場が承認されました。

上場申請資料