
スタートアップの登竜門?印鑑ECシェアNo.1『ハンコヤドットコム』を運営する「AmidAホールディングス」
- 父の経営する飲食店からインターネットの世界へ。18/6期売上は27.4億円(+7.1%)
- EC通販事業:年間41万件の販売実績をもつ印鑑ECサイト『ハンコヤドットコム』を運営
- デジタルマーケティング事業:サービス提供先はまだ自社のみ
- 財政状態:利益剰余金がBSの68.5%
- 印鑑レス化が進む中でポイントカードをスマホで一元管理する『pokepon』をスタート
今回まとめるのは、印鑑ECシェアNo.1『ハンコヤドットコム』を運営する「AmidAホールディングス」(証券コード:7671)です。
父の経営する飲食店からインターネットの世界へ。18/6期売上は27.4億円(+7.1%)
ハンコヤドットコムの創業者は、1968年大阪市出身の藤田優氏です。
藤田氏の父親は、大阪市内で喫茶店やバーなどの飲食店を4店舗経営していました。
藤田氏の高校時代は、勉強をあまりせず店の手伝いを頻繁にしていたそうです。
大阪学院大学卒業後は、そのまま父親の経営するお店に入りました。
当初は、喫茶店のメニュー作成のためにワープロが用いられていましたが、1995年以降はWindows95で作業を行うようになります。
藤田氏はPCにハマってしまったそうで、結婚サービスやいくつかの商品をインターネット通販するようになります。
1998年、印鑑問屋を営む友人に「販路を広げたいからECサイトをもってくれ」と頼まれたのがきっかけでハンコを扱うようになります。

お金を数えるビジネスがある。日本で一番数えてる「グローリー」
- 2018年3月期売上はここ7年で最高
- 金融市場や流通・交通市場で活躍するプロダクト
- 海外売上は売上全体の約半分!M&Aで急成長
- 利益剰余金が全体の55%、M&Aでのれん拡大
- 2019年は5.6%成長、2028年には5000億円の売上を目指す
- まとめ
今回は、グローリー株式会社(証券コード:6457)を取り上げます。

行政手続きの100%オンライン化を目指す!印鑑業界が反発した「デジタル・ガバメント実行計画」とは
- 行政手続きの100%オンライン化を目指す「デジタル・ガバメント実行計画」
- 人間中心に行政サービスを再構築する「Society 5.0」
- 制度の見直しも含めて「横断的」にサービスを改革
- 行政データを標準化し、APIとして公開
- 「法人設立」のオンライン化で年間74億円のシステム費用を削減予定
先日、行政手続きの100%オンライン化を目指す「デジタル手続法案」が自民党の部会で了承されました。
ところが、当初もりこまれていた「法人設立での印鑑届出の義務をなくす」案は印鑑業界の反発によって見送られたとのこと。調べてみると、実際に政府に提出された「要望書」はこちら。

印鑑ECシェアNo.1など7社!11月の新規上場企業まとめ②
- 印鑑ネット通販シェア1位の「AmidAホールディングス」
- 解体工事を受注する「田中建設工業」
- 入居率99.3%の投資用不動産を提供する「グッドライフカンパニー」
- 産業用塗料の販売高が国内No.1の「オーウエル」
- 全戸一括型のインターネット導入サービスで国内No.1の「アルテリア・ネットワークス」
- 人材育成の支援事業を手がけている「アルー」
- 600社以上のEC事業会社を支援する「ピアラ」
11月に新規上場を承認された18社のうち、まとめきれていない残り7社についても「11月の新規上場企業まとめ①」と同様にまとめていこうと思います。

遠隔医療サービスにも参入!複数のメディアを運営する「ポート」が新規上場
- 売上は19.3億円(+105%)、経常利益は-1.4億円
- キャリアサービスの売上増加(2.3億円→4.1億円)・ファイナンスサービスの売上増加(1.7億円→3億円)
- 販管費(100%→63.9%に改善)、原価率(35.4%→18.9%に改善)
- 新しくメディカルサービスを展開(メディア・遠隔治療・ダイエットサービス)
2018年11月16日、「ポート」(証券コード:7047)が上場承認を受けました。

運用資産9,644億円!『ひふみ投信』を運用・販売する「レオス・キャピタルワークス」が新規上場
- 2018年9月末時点の運用資産残高は9,644億円、19/3上半期の売上高は32億円
- 18/3期は自社投信による収益が33.6億円(+199%)、投資顧問報酬が4.9億円(+203%)
- 『カンブリア宮殿』出演で『ひふみプラス』の販売が急増。現在は6,626億円と運用資産全体の69%を占める
- 「ひふみ投信マザーファンド」の資産配分比率は東証一部の銘柄が80%
- 売上拡大に伴ってコスト構造が大幅に改善。上半期のFCFは5.1億円で年間10億円に達する勢い
資産運用会社「レオス・キャピタルワークス」(証券コード:7330)のマザーズ上場が承認されました。
(上場申請資料)