世界3位のSaaS企業「Workday」を創業!知られざるビジョナリー経営者デイブ・ダッフィールドとは(前編)
2019年01月03日 20:00

世界3位のSaaS企業「Workday」を創業!知られざるビジョナリー経営者デイブ・ダッフィールドとは(前編)

日本ではそれほど注目されているとは言い難いですが、SaaSとして「Workday」は世界有数の企業です。

時価総額は350億ドルもあり、売上規模でもSalesforce、Adobeに続いて3番目に大きなSaaS企業です。(ストクリ調べ。アメリカ上場企業のみ)

2018年の「Fortune Future 50」ではNetflixなど数多の企業をおさえてトップに輝くなど、名実ともに未来を創っていく企業の一つと言えるでしょう。


1941年生まれのダッフィールドは、創業した会社を2社以上上場させたシリアル・アントレプレナー

Workdayの創業者は、デイビッド・ダッフィールド(Dave Duffield)とアニール・ブースリ(Aneel Bhusri)の二人です。

ダッフィールドは1941年生まれの77歳、ブースリは1966年生まれの52歳ということで、二人ともかなりシニアですね。

実をいうと、ダッフィールドは非常に経験豊富なシリアルアントレプレナーで、代表的なのが「Integral Systems(1972年創業)」と「PeopleSoft(1987年)」の二社です。

PeopleSoftはかつて、オラクルに次いで大きなエンタープライズ・ソフトウェア企業に成長しましたが、2003年にオラクルが敵対的買収を宣言

強く抵抗して訴訟にまでもつれ込んだものの、2004年にオラクルによる買収が成立。買収額は103億ドルにものぼりました。


Workdayのもう一人の創業者であるアニール・ブースリも、1993年よりPeopleSoftで働き始め、若くしてSVPの地位にのぼりつめた人物です。

1999年からは老舗ベンチャーキャピタル「グレイロック・パートナーズ」でアドバイザリー・パートナーも務めています。

2008年以来、6回もミダス・リスト(ベンチャー・キャピタリストのランキング)にランキング入りするなど、ベンチャー投資家としての実績も豊富です。


決して望んだ形ではなかったものの、オラクルにPeopleSoftが買収されたことで、ダッフィールドとブースリの二人は職を失いました。

仕方がないから何か新しいことでも始めるかと考えていたところ、目についたのがSalesforceのマーク・ベニオフ。

ソフトウェア業界の代表的人物として親交があった彼らはベニオフのところに行き、「人事と財務に関してクラウドベースでサービスを提供できないか」とアイデアを交換。

このようにして2005年に創業したのがWorkdayです。

2006年11月には「Workday Human Capital Management」、2007年8月には「Workday Financial Management」のベータ版を公開。

2012年10月にはニューヨーク証券取引所への上場を果たし、その後ナスダックへ上場先を転換。

株式を上場してからも売上を伸ばし続け、2018年1月期には20億ドルを突破。

着々と黒字に近づいてきていることも分かります。


Workday創業者のデイビッド・ダッフィールドは、日本ではほとんど知られていないビジョナリー経営者の一人です。

しかし、Workdayが事業を展開する「HCM(Human Software Management)」領域におけるレジェンドとも言える人物だということが分かりました。


父親は地元一番の腕利きエンジニアで、本人もエンジニアになってIBMに入社

デイビッド・ダッフィールドは、1941年にアメリカのクリーブランドに生まれました。

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経営者 Workday, Inc.
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