アメリカ最大のオンライン旅行代理店、Expediaはどのように伸びてきたのか?コストや資産構造を探る!

2017年10月17日 13:57

今回はアメリカの代表的OTA(Online Travel Agent)であるExpediaについて取り上げます。

Expediaは1996年にマイクロソフトの社内プロジェクトとしてオンライン旅行予約サイトを開始しました。

1999年には株式上場を果たしますが、2003年3月にメディアコングロマリット企業のIACによって買収されます。

IACは2004年には旅行メディアのTripAdvisorも買収しますが、2005年に両社をまとめてスピンオフ、Expedia, Inc.としてNASDAQに再上場を果たします。

2007年にはS&P 500銘柄にも選ばれ、2010年6月には自他共に認める世界最大の旅行代理店となります。

Travel Weekly's Power List 2010

2011年4月にはTripAdvisorをスピンオフしたほか、2013年3月には旅行検索サイトのtrivagoを子会社化。

その後も自社事業を成長の柱としながらも、積極的なM&A戦略を進めています。


20周年記念動画がありました。

みんな楽しそうでいい感じです。

業績の推移

それでは、ここから事業数値を追っていきましょう。まずは2001年からの損益推移をみてみます。

2001年の売上は5.3億ドル。そこから2003年には23.4億ドルと2年で4倍に伸ばしています。

しかし、その後の成長はしばらくゆるやかで、2011年の売上は34.5億ドル。2012年以降、再び成長率が増加し、2016年の売上は87.7億ドルに上っています。

日本のOTAもそうですが、インターネット企業としてはあまり利益率が高くないのも特徴です。2010年頃は営業利益率20%前後と高かったものの、近年は5%程度にまで下がってきています。

収益の内訳

2012年以降、売上の成長が加速したExpediaですが、その内訳はどのようになっているでしょうか?

まずはセグメントごとの内訳です。

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