
2019年01月22日 07:00
「漫画村」閉鎖で36.8%増収!「メディアドゥHD」2019/2期3Q決算
四半期売上129.8億円(+36.8%)、営業利益4.2億円(営業利益率3.3%) | |
「LINEマンガ」等アライアンス書店への取次が61.1%増 | |
「漫画村」閉鎖から株価が約1.5倍に(時価総額301.6億円) | |
電子書籍市場は3,150億円まで拡大 |
今回は電子書籍の取次大手「メディアドゥホールディングス」(証券コード:3678)が2019年2月期3Q決算をピックアップします。
四半期売上129.8億円(+36.8%)、営業利益4.2億円(営業利益率3.3%)
メディアドゥは出版社と電子書籍書店の間に入って書籍流通を促進する「取次」会社です。
書店は在庫リスクを軽減するため、取次会社を介して仕入れることが一般的です。
メディアドゥは「電子書籍」を専門に取り扱うほか、一般ユーザー向けに販促プロモーション事業も展開しています。
四半期売上は129.6億円まで拡大しており、増収率は36.8%に再加速しました。
営業利益も4.2億円と着実に増加しており、営業利益率は3.3%となっています。
「LINEマンガ」等アライアンス書店への取次が61.1%増
セグメント別売上を見ても分かるとおり、メディアドゥの業績は流通事業が中核を担っています。
売上全体の99%を占めており、流通事業の成長がメディアドゥを牽引していることがわかります。
2017年11月28日 21:36
「LINEマンガ」の流通元!ガラケー時代の着うた配信から事業をシフトしたメディアドゥの電子書籍流通事業とは
メディアドゥの歴史 | |
メディアドゥの電子書籍事業の全貌 | |
メディアドゥの今後の事業戦略とは | |
資産の内訳 | |
おまけ:顧客ごとの売上 |
今回は、「電子書籍流通事業」という少しわかりにくいビジネスを展開するメディアドゥについて取り上げます。
メディアドゥの歴史
1996年に名古屋市で(有)フジテクノとして設立され、1999年にメディアドゥとして株式会社化されます。
2018年08月23日 20:00
マンガ作品の売上が75%増!倍率267倍のラノベ投稿プラットフォーム「アルファポリス」2018年度1Q決算
漫画の売上高が前年から75%増加 | |
数多くの小ヒット作を生み出せる理由 | |
ゲーム事業の譲渡で収益性が改善 | |
財政状態 |
今回は、いわゆる「ライトノベル」などをインターネットで出版できる「アルファポリス」の2019年3月期1Q決算についてまとめます。
2018年11月19日 12:00
売上成長率は驚異の201%!『マンガBANG!』を運営するAmaziaが新規上場

売上は11.7億円に拡大、売上成長率は201%に到達 | |
国内最大級のマンガアプリ『マンガBANG!』 | |
完全無料のマンガアプリ『マンガEpic!』 | |
アプリユーザー数が増加(164万→707万)、顧客単価も増加(93円→213円) | |
売上原価率・広告宣伝費ともに改善傾向 | |
電子書籍の市場規模は3,150億円に成長する見込み |
2018年11月14日に「Amazia」(証券コード:4424)が上場承認を受けました。
(マンガBANG!)
2018年12月04日 07:00
電子書籍ストア『パピレス』の株式を取得!『めちゃコミック』を運営する「インフォコム」

コミック配信:『めちゃコミック』の有料会員数は2017年1月時点で100万人を突破 | |
ヘルスケア:医療機関向けの支援ツールを提供 | |
財政状態:フリーキャッシュフローが右肩上がりに増加(56億円) | |
事業展望:介護職に特化した転職支援サービス「ケアスタイル」をローンチ | |
2018年3月に『電子書店パピレス』を運営するパピレスの株式取得を発表 |
今回は、電子コミック配信サービス『めちゃコミック』を手がけている「インフォコム」(証券コード:4348)についてまとめていきます。
(めちゃコミック)
2018年12月12日 07:00
中国最大の電子書籍プラットフォーム!MAU2億人を誇る「China Literature」

テンセント『Book.qq.com』がスピンオフし、2017年11月に香港市場へ上場。2018年上半期の売上は22.8億元(375億円) | |
ライター数は右肩上がりの730万人。保有作品1,070万点のうち90%以上がオリジナル作品 | |
MAU2.1億人に対して課金率は5%、ARPPUは24.4元(約400円) | |
売上原価率が大幅に改善(63.9%→47.6%)。上場後の株価は右肩下がり(現在の時価総額は約5,854億円) | |
中国の電子書籍市場は2,200億円規模(年平均成長率: 31%)。「書籍」以外のコンテンツ強化でさらなるユーザー獲得を目指す |
今回は中国最大の電子書籍プラットフォーム「China Literature」を取り上げます。
(公式HP)