eBayの決算数値から読み解くEコマース企業のライフサイクル

2017年10月11日 20:03

eBayは1995年にピエール・オミダイアにより「オークションウェブ」として始まりました。

1996年には累計720万ドルの取引が行われ、インターネットの比較的初期にも関わらずかなりのスピードで普及したようです。

1997年に名前が「eBay」となり、1998年にナスダックに上場。

2002年には決済サービスの「PayPal」をおよそ15億ドルで買収します(eBay Completes PayPal Acquisition)。

その後も世界最大級のオンライン・マーケットプレイスとして成長を続けますが、近年はAmazonが強いこともあり、かなり地味な印象です。

また、2015年にはPayPalを再びスピンアウトしています。


Eコマース分野の歴史の中で、eBayは最初に大成功して成熟段階に入ったほとんど唯一の企業です。

そんなeBayがどんな経営をしてきたのか、決算数値という観点から読み解いてみたいと思います。

損益の推移

まずはいつも通り、損益の推移を見ます。

2000年の売上高は4億ドルでしたが、2014年には179億ドルにまで達しています。

しかし、PayPalのスピンアウト後の2015年には売上86億ドル、営業利益22億ドルと、事業規模が半分になってしまいました。

上のグラフを見ると、2014年まで急成長を続けたように見えてしまいますが、そのうちeBayの収益はどのくらいあったのでしょうか?収益内訳の変化を見てみましょう。

やはり、大きく見えた成長のほとんどはPayPal(Payment)のものでした。Marketplaceの成長は2007年ごろに鈍化し、2013年以降はほとんど横ばいになっています。

収益比率の変化もみてみます。

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