どんだけ伸びるねん!?中国の新規上場企業による夢いっぱいの市場データ(中編)
2019年02月23日 20:00

どんだけ伸びるねん!?中国の新規上場企業による夢いっぱいの市場データ(中編)

さて今回も前編に引き続き、中国の夢いっぱいの市場データについて見ていきます。

今回のエントリでは教育とエンタメ周辺の市場データについて確認していきます。

教育市場は73.4兆円規模に、AIによるオンライン教育の市場規模は5年で46.6倍

まず初めは中国の教育市場を取り巻くマクロデータについて。

なお教育の市場データに関してはAI英語学習アプリを提供する「LAIX」の上場申請書に記載されたデータを参考にしています。


それでは教育市場全体の市場規模の推移から確認していきます。

(LAIX 上場申請書)

2017年時点の教育の市場規模は4.0兆元(65.2兆円)。

うち1.3兆元(21.2兆円)が塾によるものだそうです。

教育市場はトップレベルの企業であってもまだ市場で占めるシェアは小さく、市場シェアの獲得競争は依然として激しい状況にあります。

今後5年で12.5%成長し、2022年には4.5兆元(73.4兆円)に到達する予想です。


続いてオンライン教育市場について。

(LAIX 上場申請書)

オンライン教育市場の規模は2017年時点において1,734億元(2.8兆円)。

今後5年で2.5倍にまで拡大し、2022年には4,316億元(7.0兆円)になる予想です。


この背景には、中国の深刻な教育資源(塾や講師)の地域間格差があります。

優秀な講師がより待遇のいい都市部に集中しているため、地方ではオフラインで質の高い教育を受けることが困難となっています。

中国政府はこのことを問題視しており、オンライン教育の推進を宣言。

こうした政府の後押しを背景に、今後オンライン教育は急速に成長する見込みとなっています。



続いて、英語教育の市場規模について。

(LAIX 上場申請書)

英語教育の市場規模は2022年には5,488億元(8.9兆円)にまで到達する見込み。

中でもK-12(幼稚園年長〜高校)と大人向けの英語教育が急速に伸びるようです。

ちなみに中国で現在英語を学んでいる人の数は4.4億人にものぼるそうです。

(LAIX 上場申請書

K-12向けの英語教育の市場規模が急速に拡大する背景には、試験対策ための英語教育のニーズが高まっているためです。

学校の試験対策や留学に必要となるTOEFL、IELTSなどの試験対策用の英語教育が求められていることがこの急成長の要因となっています。


そして、今後、中国の教育市場の中で最も激熱なのがAIオンラインによる教育です。

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中国・アジア 業界特集
2019年02月22日 12:00

どんだけ伸びるねん!?中国の新規上場企業による夢いっぱいの市場データ(前編)

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Stockclipでは日々、様々な企業のIR資料について読み込んでいます。

中国の新規上場企業の目論見書などにも日々、目を通しているわけなのですが、そこに出てくる中国の市場環境についてのデータが非常におもしろい。

そこで今回のエントリを含め3エントリで、中国の近年IPOを行った企業のIRに出てくる夢いっぱいの市場データについてまとめていきます。