中国版東進ハイスクール!中国の教育テック「GSX TECHEDU」が上場申請

中国版東進ハイスクール!中国の教育テック「GSX TECHEDU」が上場申請

2019年05月14日 20:00

中国版の東進ハイスクール「GSX TECHEDU」がニューヨーク証券取引所に上場申請書を提出しました。

GSXはハーバード大学ビジネススクール出身の『Larry Xiangdong Chen』氏によって2014年に創業されました。

GSXの2018年売上は4億元(63.8億円)と前年の1億元(15.9億円)からおよそ4倍に増加。営業利益も2017年の▲0.9億元(▲14.3億円)から2018年は0.2億元(3.2億円)と黒字に転じています。

急速に売上を伸ばしながら成長するGSXは一体どのような授業を運営しているのでしょうか。

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・授業の画面には〇〇ボタンが設置されている
・講師の数は〇〇人に増加
・義務教育コースの売上が全体の〇〇%
・有料課金者数は〇〇万人に増加

東進ハイスクールの中国版

GSXは中国の教育テック企業で、オンライン授業を提供しています。

GSXは主にK-12(日本でいう義務教育)向けのオンライン授業を提供している他、外国語の授業なども準備されています。GSXのオンライン授業は学校の授業を代替するというよりかは、学校の授業を補修するために使われているようです。

K-12の授業料は117元(1,865円)〜3,542元(5.6万円)、外国語の授業は99元(1,578円)〜4,980元(7.9万円)と授業によってばらつきがあります。

GSXのオンライン授業では講師の顔が右上の画面に表示され、問題の解説が行われます。さらに講義の中でディスカッションも可能に。

画面には挙手ボタンなるものが設置されており、気になるポイントがあったら授業の途中に質問することもできるようになっています。

2018年は169人だったGSXの講師数は、2019年3月時点(1Q19)で522人に。講師になれる人の数は全体候補者の2%以下とかなり審査が厳しくなっています。

そしてGSXの授業の特徴は2点あげられます。

①『Dual-teacher system』…このシステムにより1つの授業に複数人の教師を配備。これによってユーザー(生徒)の理解度が高まる。
 ②『Curriculum development』…GSXはシラバスから教材まで自社で内製。内製することによって教材を常にアップデートすることが可能に。

K-12の売上が大きい

2018年の売上内訳を見ると、K-12(義務教育)の売上が2.91億元(46.4億円)と全体売上の73%を占めています。K-12の授業は英語や数学、さらには生物や化学などを網羅しています。

外国語(英語や韓国語など)の授業による売上も急激に増加しており、2018年の売上は0.72億元(11.5億円)となっています。

2018年の登録者数は76.7万人と前年の8.0万人から1年間で9.6倍に増加。

2018年の有料課金者数は55.2万人に増加しており、課金率は72%。

有料課金者1人あたりの単価は、724元(1.2万円)ほどとなっています。

中国のオンライン教育市場は11兆円に拡大

原価率は2017年の25.6%から35.9%に上昇。一方、販促費は77.2%から30.6%に減少しています。

資産の内訳としては現預金が0.4億元(6.4億円)、短期投資が2.5億元(39.9億円)を占めています。

調達資産を見てみると累積損失が▲4.7億元(74.9億円)ほど積み上がっている一方、払込資本が4.6億元(73.3億円)と大きな割合を占めていました。

2018年の通期営業キャッシュフローは2.4億元(38.3億円)のキャッシュフローを稼ぎ出しています。

株式保有率を見てみると創業者であるChen氏が51.1%を保有しています。

中国のオンライン教育市場の総取扱高は2023年までに6963億元(11.1兆円) に拡大する見込みとなっています。

まとめ

・授業の画面には挙手ボタンが設置されている
・講師の数は522人に増加
・義務教育コースの売上が全体の73%
・有料課金者数は55.2万人に増加
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2019年06月24日 12:00

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