【2017年7月】国内新規IPO4社まとめ

2017年07月25日 17:34

7月も終わろうとしています。今日は少し(自分の中で)新しい試みとして、新規上場銘柄のまとめをやってみたいと思います。

今月の国内新規上場銘柄は、「ソウルドアウト(7/12)」「ユニフォームネクスト(7/19)」「クロスフォー(7/20)」「ジェイ・エス・ビー(7/20)」の4社だったようです。

それでは1社ずつみていきましょう。

1. ソウルドアウト(ネットビジネス支援)

基本データ

設立 2009年12月16日
従業員数 219名
株主構成 株式会社オプトホールディング(東証一部:2389)66.6%
ヤフー株式会社(東証一部:4689)33.4%
代表取締役社長 荻原 猛

まず、全体の業績をざっと確認しておきましょう。

2016年12月期の売上高は85億5200万円。営業利益は4億9200万円となっています。2017年12月期の予想売上高は102億5100万円、予想営業利益は7億5000万円です。

次に、事業内容をみてみましょう。

事業内容は「ネットビジネス支援」となっています。

ネットで成長を目指す中小・ベンチャー企業に対して、ウェブマーケティング、HR、IT化などの支援を行なっているようです(参考)。

展開しているサービスには次のようなものがあります。

ウェブマーケティング支援

中小・ベンチャー企業向けにネット販促、ネット販売代行・EC支援を行うほか、広告会社向けに広告運用代行、ソーシャル広告プラットフォーム「Z.I.P !」、そのほか事業コンサルティングを提供。

HR支援

まずはオンライン学習サービス「ジッセン!」。

デジタルハリウッド大学と連携した、ウェブマーケティングに関するオンライン学習サービスのようです。

また、人材採用支援サービス「グロウスギア」も展開。

IT化支援

業務を効率化したり、自動化するためのITツールを提供するほか、導入を支援しています。

・運用型広告の統合管理プラットフォーム「ATOM

広告主向けのレポート、管理、分析、提案、入札などに活用されるサービス。

・中小企業のウェブマーケティング支援プラットフォーム「Draft

およそ500名のネット広告の専門家が登録しており、無料相談、ツール提供、専門家への仕事依頼を行う。

・ウェブマーケティングツール「brick

税別4000円から手軽に導入できるウェブ分析・改善のツール。およそ7600アカウントが導入。

最後に、ソウルドアウトの直近四半期のバランスシートを確認しておきましょう。

まずは資産の部から。

総資産は26億9461万円。売上高に比べるとかなり小さい感じがします。

そのうち、流動資産が22億4409万円、固定資産が4億5051万円。

流動資産の内訳は、現預金が6億8269万円、売掛金が15億1298万円です。

固定資産の内訳は、有形固定資産が2421万円、無形固定資産が2.7億円、投資その他の資産が1億5603万円です。

続いて負債・純資産の部です。

総資産27億円弱に対し、負債は19億円あります。そのほとんどが流動資産で、18億8554万円。そのうち11億円が買掛金です。

固定負債は1970万円と全体から見ると小さいですね。長期借入金などはないようです。

資本の部を見ると、利益剰余金が6億8435万円あります。

2. ユニフォームネクスト(業務制服の通販・訪問販売)

基本データ

代表取締役  横井 康孝
設立 平成6年4月
従業員数 社員59名(男性29名・女性30名) パートスタッフ39名

仕事で使う制服(ユニフォーム)の通信販売および訪問営業を行なっているようです。

2016年の売上高は29億3400万円、営業利益は3億1300万円ほど。2017年の予想売上は33億8600万円、予想営業利益は3億2500万円となっています。

フードユニフォーム

飲食店向け。グループサイト合計20万件を突破。

ワークユニフォーム

作業着・作業服。ちょうかっこいいですね。

クリニックユニフォーム

医療業界向け。これまたファッショナブル。

オフィスユニフォーム

事務服。とてもいい感じです。

全体として、「仕事とは思えないほどのオシャレさ」を売りにしているのかなと思ったのですが、トップメッセージでは「毎日着用するユニフォームは、見た目のデザイン以上に機能や素材が重要な要素」と書いてあり、あながちそういうわけでもないようです。

クロスフォー(ジュエリーの製造販売)

基本データ(サイト

代表者名 代表取締役社長 土橋 秀位
設立 1987年8月
従業員数 役員8名 従業員81名

見てのとおり、ジュエリーやアクセサリーなどを販売する会社のようです。

2016年7月期の業績は、売上高41億1100万円、営業利益9億9300万円。2017年7月期の予想売上高は42億2300万円、予想営業利益は7億2100万円とのことです。

クロスフォー代表の土橋氏は1980年に宝石の輸入販売からスタートし、1999年にはオリジナルの技術「クロスフォーカット」を発明。宝石の中に十字の輝きをもたせることに成功しました(2001年に特許取得)。

その後は製造販売に特化し、2012年にはジュエリーの中に入ったダイヤモンドだけが振動する(よくわからん)ように輝く「ダンシングストーン」も発明。こちらも2013年に特許を取得。

輝き出したら止まらないそうです。

ジェイ・エス・ビー(学生向け不動産)

基本データ

代表者名 代表取締役会長 岡 靖子
創業 1976年12月
連結従業員数 707名(男453名/女254名)

てか、ここ上場してたのか。大学入学時にお世話になりました。懐かしい。

日本初の学生向け不動産賃貸業として、マンションの企画・開発から仲介・斡旋、物件管理までを行う『学生マンション総合プロデュース企業』として事業を展開。

現在は高齢者住宅事業、ドミトリー(学生会館・学生寮の運営)事業、不動産コンサルティングなどにも広げているようです。

2016年10月期の売上高は340億6300万円、営業利益21億9100万円。新規上場企業としてはかなり大きいですね。

2017年10月期の予想売上高は358億7800万円、予想営業利益は23億1600万円とのことです。

バランスシートもみてみると、総資産が277億円、そのうち流動資産が99億円あります。固定資産は139億円。

流動資産のほとんどは現預金で、72億円。販売用不動産5億7433万円というのもあります。

固定資産の内訳は、建築物が90億円、土地が46億円ほどです。

また、投資その他の資産として36億円あり、そのうち25億円が敷金および保証金とあります。

4社まるごとで比較

この場合、比べることにあまり意味はありませんが、まとめて覚えておきたいので業績をグラフにしてまとめてみましょう。

事業規模では老舗のジェイ・エス・ビーがダントツで大きいですね。

続いてソウルドアウトが売上100億円前後で、残りの二社はどちらも売上高50億円未満という規模です。

4社とも営業黒字なのですね。


投資する企業の候補をどうやって選び出すべきか、というのはなかなか難しいところで、その人のスタイルにもよるところなのでしょう。

しかし、フェイスブックやアマゾンなどの事例を見ていると、やはり中長期での信念にしたがって早めに買った企業をとにかく長く持つ、というのは実は一番パワフルなのではないかと思います。

今後は日米含めて新規IPO銘柄の動向をもう少しワッチしていくことにしようと思います。

シェア/お気に入り
資料をダウンロード