オンライン決済の代表格!ハネっかえり共が立ち上げた「PayPal」の歴史(後編)

オンライン決済の代表格!ハネっかえり共が立ち上げた「PayPal」の歴史(後編)

2019年08月11日 12:00

1999年、ピーター・ティールやマックス・レブチンらは、紆余曲折を経てオンライン決済「PayPal」にたどり着きました。

一方のイーロン・マスクも「X.com」を設立し、同様の分野に参入。

一時は消耗合戦になりましたが、2000年に両社は統合。同じ方向を進むことを決定しました。

ところがその後、社内で内紛が勃発。CEOのイーロン・マスクは旅行中に解任され、辞めていたティールがカムバック。

さらには、会社の外側まで騒がしくなってきました。

チャージバックで会社が潰れそうに

当時のPayPalは急成長していたものの、損失も膨れ上がっていました。

クレジットカード詐欺とも戦わなければならず、カスタマーサポートにも莫大なコストがかかります。 

ルイジアナ州がPayPalの使用を一時的に禁止したり、Mastercardは「チャージバック」のあまりの多さに、PayPalから手を引こうと脅してくるなど、問題は山積み。

チャージバックとは、名前の通り「クレジットカードの支払いを取り消す」こと。第三者による不正利用などがあった場合などに、加盟店側が売上金の取り消しを余儀なくされます。

カード利用者の保護を目的とした仕組みで、あまりにPayPalによる不正が多く、チャージバックが増えすぎてしまったというわけです。

さらに大きな問題が、プラットフォームたるeBayがPayPalをよく思っていなかったこと。

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