Amazonの企業価値を試算したらヤバいことになった

2017年08月11日 20:18

最近のマイブームはキャッシュフローの予測を立てて企業価値を計算してみることで、そうなると外せないのがこのAmazonという企業です。

何と言っても同社が一番大事にしていることの一つは「Long term cash flow」なので。

まずは、アマゾンが最も大事にしているフリーキャッシュフローの推移をみてみましょう。

営業キャッシュフローはほぼ右肩上がりですが、フリーキャッシュフローの大きさはその年の設備投資額によって変わります。

こういう感じですから、Amazonの将来キャッシュフローを予測するのは難しい部分もありますが、営業キャッシュフローの伸びを見る限り、今後大きく下がる可能性はそれほどなさそうです。

この10年間の年平均成長率は+87%、この5年間だと+127%となりました。

そこで、今後5年間のフリーキャッシュフローの推移を保守的ケース(毎年10%成長)と積極的ケース(毎年30%成長)に分けて試算してみます。

まずは保守的ケース。

2018 2019 2020 2021 2022
予測FCF 117億4400万 129億1900万 142億1100万 156億3200万 171億9500万
現在価値 110億4875万5200 114億3466万6844 118億3359万1294 122億4626万8618 126億7327万1061
有利子負債額76億9400万 有利子負債コスト0.02 実効税率0.4
株主資本時価4744億1300万 株主資本コスト0.06 WACC
0.0592
永久成長率0.03 継続価値
6065億3595万8904
企業価値
6657億7251万1920

こうして見ると、Amazonの内在的価値は6657億ドルということになります。

現在の水準から見ると40%も大きい。

次に、積極的ケースです。

2018 2019 2020 2021 2022
予測FCF 164億300万 213億2400万 277億2100万 360億3800万 468億4900万
現在価値 154億3194万2400 188億7397万1343 230億8345万5370 282億3253万7643 345億2922万8027
有利子負債額76億9400万 有利子負債コスト0.02 実効税率0.4
株主資本時価4744億1300万 株主資本コスト0.06 WACC
0.0592
永久成長率0.03 継続価値
1兆6525億5034万2465
企業価値
1兆7727億147万7249

これはやばいですね。1.7兆ドルになってしまいました。

現時点での世界一の時価総額の企業であるアップルは8000億ドル以上の価値が付いていますが、それよりも2倍大きいということになります。


ただ、Amazonの過去の実績から見限り、フリーキャッシュフローが完全に右肩上がりに伸びていくというより、上がったり下がったりしながら伸び続けるというのが実際に起こることのような気がします。

外野から投資する立場としては、2015年にFCFが爆発的に伸びたときに気付くべきだったのかもしれません。

間違っている点などありましたらご指摘ください。

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