IPO後に最も売上が伸びた企業は?〜2018年米国市場IPO(前編)〜

IPO後に最も売上が伸びた企業は?〜2018年米国市場IPO(前編)〜

先週に引き続き、今週は米国市場(NASDAQとNYSE)で2018年にIPOを行った企業について、そのIPO後の業績についてまとめていこうと思います。

さっそく前回同様、売上成長率から確認していきます。

売上成長率トップは中国でソーシャルサイトECを運営する「Pinduoduo(拼多多)」でした。こちらはストクリが定点観測している企業でもあります(決算情報)。売上成長率は652%と、1年で売上が7.5倍になっています。

2番目に売上成長率が高かった企業は「Senmiao Technology」です。Senmiaoは中国で貸し手と借り手となる個人や中小企業をマッチングするプラットフォームを運営するP2Pレンディング企業。こちらは売上成長率が490%で、1年で売上が6倍近くまで増加しています。

今回は前編・後編の2回に分け、前編で中国企業以外で高い売上成長率を記録した5社(表中の白字の企業)について、後編で中国企業についてまとめていきたいと思います。

それでは今回ピックアップする5社の直近の四半期売上推移から確認していきます。

売上規模で最も大きかったのはアーク炉を製造する「GrafTech」。直近の2Q19(2019年4月〜6月)の売上は4.80億ドルとなっています。

Graftechの後には、アメリカのクリーンエネルギー企業「Bloomenergy」、ブラジルのFIntech企業でバークシャーハサウェイも出資する「StoneCo」が続いています。

カナダの大麻企業「Tilray」やアメリカのカーシェア版Airbnb 「HyreCar」は他3社に比べて、やや売上規模が劣っています。しかし、Tilrayの売上成長の勢いは凄まじく、今期(2019年12月期)に入って、さらに売上成長が加速しています。

四半期営業損益の推移についても見てみます。

Graftechの営業利益率が驚異の50%超え。売上成長率244%を記録しつつ、50%超えの営業利益率を記録している企業はまず日本にはありません。というか世界で見てもおそらくない。

StoneCoも利益率を伸ばしており、直近の2Q19(2019年4月-6月)の税引き前利益率は35.7%となっています。

一方、HyreCarとTilrayは営業赤字。Tilrayは営業損失額を拡大しています。

Graftech:黒鉛電極で営業利益率が驚異の50%超え

まず最初はアメリカの黒鉛電極の製造メーカー「Graftech」について。

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前回に引き続き、今回のエントリでは2018年にIPOを行った企業について、時価総額を中心にまとめていきます。高いリターンをもたらすイメージのあるIPO株ですが、実際、株式公開後以降、時価総額はどのように変化しているのでしょうか?

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今回のエントリでは、2018年にIPOを行った企業について、売上成長率を中心にまとめていきます。昨年、IPOを果たした企業のIPO後の業績パフォーマンスはどのように変化しているのでしょうか?

それではさっそく売上成長率のランキングから見ていきます。なお、テクニカル上場及びファンドの上場は除いています。

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