ジャネット・ジャクソンの「ポロリ」事件が契機?YouTubeの創業(前編)

ジャネット・ジャクソンの「ポロリ」事件が契機?YouTubeの創業(前編)

2020年01月02日 12:00

2010年代、大きく普及が進んだ「インターネット動画」の世界。次の10年も最大の注目分野の一つです。

動画時代の有力プラットフォームは、何と言ってもYouTube。2005年にサービス開始したYouTubeは、翌年に早くもGoogleから16.5億ドルで買収

「元が取れるわけない」と非難されたYouTubeの買収ですが、やがて誰もが日常的に動画を見るようになりました。数多くのスターがYouTubeから誕生し、Googleにとっても欠かせない成長事業に。

YouTubeは、どうやって大きな成功にたどり着いたのでしょうか。創業の背景から急成長の過程まで、サクッと読める形式に整理したいと思います。

3人の若き成功者による創業

YouTubeの創業者は、チャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリムの3名。3人ともPayPalの初期メンバー、いわゆる「PayPalマフィア」の一員です。

チャド・ハーリーは1977年生まれ、ペンシルバニア州出身。大学ではアート専攻で、PayPalにはUIデザイナーとして入社。PayPalのロゴデザインも担当しています。

PayPalで仲良くなったのが、スティーブ・チェンとジョード・カリム。3人ともPayPalのエグジットで大金を手に入れ、自由を謳歌していました。

スティーブ・チェンは台湾生まれで、8歳でアメリカに移住。高校から数学で大学レベルの教育を受けるほどの秀才です。PayPal創業メンバーのマックス・レブチンはイリノイ大の同級生で、初期のPayPalに誘われます。

スティーブは2004年、Facebook初のエンジニアとして働いた経験もあります。YouTubeに参画するため辞める際には「Facebookは大きくなる。動画サービスなんて未来ないぞ」などと言われたそうです。

チャドは初代CEO、スティーブはCTOとして初期YouTubeを経営しましたが、発案者とされるのは実は三人目のジョード・カリムです。

ジョードは東ドイツ生まれで、13歳のときアメリカに移住。大学はイリノイ大学なので、彼もレブチン経由でPayPalに入社したのでしょう。非常にクリエイティブな人物でしたが、YouTube公開後は学業の道へ。仲間や出資者に引き止められながら、大学院を優先しました。

時代とともに進化したネットサービス

ジョードは2006年、Googleに買収された直後(10月21日)のタイミングで「YouTube創業の経緯」についてイリノイ大学でスピーチしています。彼によれば、新たなテクノロジーの普及に不可欠なのが「キラーアプリケーション」の存在

この続きを見るには
(2298文字 画像4枚)

Stockclipサポート会員にご登録いただく必要があります。

初回7日間無料キャンペーン実施中!

無料で続きを読む
または
シェア/お気に入り
資料をダウンロード