スポーツ用自転車部品で世界シェア85%!ヨーロッパとアジアで売上を伸ばす日本発のグローバル企業「シマノ」

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今回は、自動車部品メーカーの「シマノ」についてまとめます。

シマノが創業したのは1921年のことで、当時26歳の島野庄三郎が、堺市東湊のセルロイド工場の跡地12坪を月5円で借りたのが始まりです。

懇意にしていた佐野鉄工所から六尺旋盤1台を借り、自転車部品の中でも最も技術が必要な部品である「フリーホイール」の生産を開始。

1940年には「島野鉄工所」として株式会社化。当時、すでに300人の従業員がいたそうです。


外装式変速機(1956)や内装変速機(1957)の生産に着手する中、西ドイツの冷間鍛造技術の研究を開始。

1970年には二つ目の事業として釣具事業部が発足。「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学を追求します。

また、1965年にアメリカ支社を設立したことを皮切りに、1972年にはヨーロッパ(デュッセルドルフ)にも進出。

欧米のプロチームにスポンサー支援を行うかたわらで、1973年にはシマノレーシングチームを結成。

それからどんどん国際的な存在感を増していき、スポーツ用自転車部品では世界の85%、変速機付き自転車でもおよそ7割のシェアを握っているとのこと。

参考:自転車界のインテル、「シマノ」高収益の秘密

ここ12年間の業績推移を見てみましょう。

売上高は2005年の1678億円から、10年後の2015年には3786億円と二倍以上に増えています。

また、2016年の売上は3229億円に減少。

2017年の2Q決算短信では「中国市場では、急激に成長したシェアバイクの影響を受け、2015年から続いた完成車の店頭販売の不振回復に水を差しました」という説明があり、株価が一度大きく下げています。

今後、シェアサイクルの影響でどうなってしまうかまでは流石にわかりませんが、まずはシマノ自体についての理解を深めることが重要だと思います。

今回のエントリでは、シマノの売上高の内訳やコスト構造、バランスシートの内訳などを具体的にチェックしていきたいと思います。


シマノの損益分析

シマノの事業は非常にシンプルで、「自動車部品」「釣り具」「ボート用品」「ライフスタイルギア」の4ジャンルでグッズを製造販売しています。

各事業はどのくらい売上をあげているのでしょうか?シマノの売上高の内訳をチェックしてみましょう。

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