ロシアで決済サービスを展開するQIWIとはどんな会社か

2017年07月05日 22:07

QIWIはロシアを中心としたCIS諸国で決済サービスを提供する企業。

CIS諸国(Commonwealth of Independent States)とはソ連崩壊によって誕生した国家連合体で、ソ連を構成していた15カ国のうち、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)と2009年に脱退したジョージアを除く11カ国で構成された国々。ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、アゼルバイジャン、アルメニア、モルドバ、トルクメニスタン、ウクライナが含まれる。

ホームページより)

提供する端末(キオスクなど)数は17万5000を超え、利用者は7000万人に達するという。右のやつは「VISA QIWIウォレット」で、利用者数1650万人。

QIWIは2008年4月22日にロシアで設立された、かなり新しい企業。政府や公共機関、モバイル通信事業者、銀行、オンラインショップなど7万を超える事業者と連携し、決済を行うことができるという。

VISAとの連携により、仮想カードを発行した初めての決済事業者となったそうで、それだけでオンライン上で購入できるほか、プラスチックのカードとの連携も可能。

Visa QIWI ウォレットとは

Visa QIWIウォレットはVisaのプリペイドアカウントをベースにした電子ウォレット。このウォレットを使うことで、40000を超える事業者の決済が可能。

世界進出

CIS諸国だけかと思ったら、海外展開も進めているらしい。米国、ブラジル、ヨルダンなど。インドやチリ、ベルーなどでもフランチャイズによる事業展開を進めているようだ。

ロシアの決済環境

過去:ロシアとCIS諸国はキャッシュ(現金)を中心にした経済

決済の80%は現金で、カードによる取引の73%は現金の引き出しとか。笑

現在:オンライン決済の急速な成長

デジタル決済の取引量は2020年までに2倍に増え、ロシアでは消費の1割を占めるだろうとのこと。

未来:スマホの普及によるオンラインサービスの促進

ロシアでのスマホの普及率は45%に達すると推計され、米国のモバイル普及率が72%とされるのよりもだいぶ低い。2018年までに普及率は54%に達する見込み

複数チャネルによる利用促進

セルフサービスのキオスク、電子ウォレット、送金プラットフォームの3つを提供することで、現金中心の社会の中で電子マネーの普及を促進しているらしい。

繰り返しにはなるが、16万以上のキオスク端末と1600万人を超えるアクティブなウォレットアカウントと、6000万人を超えるユーザーが月に一回はQIWIのネットワークを利用するとのこと。670億ロシアン・ルーブル(1270億円ほど)を超える現金や電子決済が毎月行われている。

どのくらい伸びているかというと、決済ボリュームは年平均24%、売上高は年平均21%の成長率。

この資料には出てないが、2016年の成長は鈍っている。売上高はだいたい300億円、営業利益は70億円ほど。

うーん、なんかものたりない感じがする。。決済ボリューム(2016年は1.6兆円ほど)に比べて収益が少ない気がする。

収益化の方法を見ると、決済高100に対して1の取引コストをエージェント(Visaとかかな)に支払い、2の手数料を事業者から受け取るのと、ユーザーからの決済手数料を1%ほどとる仕組みになってるみたい。

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