コカコーラ本社の資産圧縮で周辺企業はどうなるのか

2017年07月05日 08:39

先日取り上げたが、米国のコカコーラ本体は組織変革を進めており、サプライチェーン上におけるコカコーラ本体の組織的な割合を圧縮しようとしている。

左の「Volume Split」というのはよくわからない、規模を5分の1に縮小するということだろうか。右では従業員を2016年時点の10万人から、6万人強をボトリング企業に移すことで4万人弱まで減らすとしている。

コカコーラ本体の戦略としては「流通部分を分離し、製品の企画・開発部分に集中」し、それによってコスト削減と利益率の改善を図っている。

当然だが、この戦略によって周辺のコカコーラ・ボトリング系企業は規模が大きくなるはずである。実際、コカコーラ・ボトリング・カンパニー(COKE)の業績を見ると、ここ2年で売上だけがかなり大きくなっている。

営業利益規模はあまり変わっていない点がポイント。

直近1Qの業績を見てみる。

Coca‑Cola Bottling Co. Consolidated Reports First Quarter 2017 Results

・2017年1Qの売上高は38.4%増加(「Comparable」な結果だと+1.8%)

・営業利益は9.7%増加(「Comparable」なのだと-10.2%)

やはり、会社としての規模は大きくなっているようだ。しかし実情としては当然だがあまり変わっていないわけで、これを理由に投資しよう、というのは若干アレかもしれない。

売上規模がでかくなるのを見て投資する層はいそうだけど。実際、時価総額は上がってきている


まあでも本質的な変化ではないし、本体の利益率が上がる=ボトリング側の利益率は下がるはずだから、手を出すのはあんまり賢くない気がする。だけど、コカコーラ本社の時価総額2兆円ほどに対してコカコーラ・ボトリング・コンソリデーテッドは2000億円ほどの時価総額。そう考えると割安な気もする。

シェア/お気に入り
資料をダウンロード