KKRにLBOされて再び上場したFirstDataは米国最大のペイメントアクワイヤーだった。

2017年01月08日 18:04


FirstDataはアトランタに本社を置くグローバルペイメント企業です。FirstDataは1992年〜2007年までNY証券取引所に上場していましたが、プライベート・エクイティファンドのKKRに$26B(約26兆億円)で買収され、上場廃止されました。当時のレバレッジドバイアウト案件としては史上2番でした。2015年にニューヨーク証券取引所に再度上場していますが、現在の株価は$15前後で時価総額も$14.5B(約15兆円)で推移しています。LBO(レバレッジドバイアウト)の買収手法はKKRの創業社のであるJerome Kohlbergが生みの親とされれいるようです。ちなみにソフトバンクのもLBOを得意とする買収を行っています。


事業概要

FirstDataはアメリカで最大のカードプロセッサー会社です。クレジットカードや、デビットカードでは取引の度にカード発行、代金請求などの様々な業務が発生します。カード会社にはこのようは業務(プロセッサー業務)をFistDataに委託しています。FirstDataはこのような業務を専門的に行う会社です。


同社はカードプロセッサー意外にもアクワイヤーとしてアメリカ最大で、様々なプレーヤーと競合します。ペイメントネットワークのVISAやMasterCardも最近では様々なサービスを展開しており、同社のペイメントソリューションと競合します。とても複雑です。

 出所:Nielsen Report 

業績

First Data社の売上は年平均成長で約1.5%ととても緩やかで横ばいです。しかし純利益はLBOの影響による多額の長期負債に対する利子の支払いが圧迫して赤字となっています。

出所:Annual report, Morningstart


同社のバランスシートを見てみると、長期負債は2011年に$22B、約2兆円以上ありましが、2015年では$18.7B、と約1兆9000億円となっており16%程度減らしています。支払い利息も毎年1500億円〜18000億円程度支払っており、しばらく同社の業績を圧迫するよに思いますが、同社は2020年までに長期負債を大幅に減らし、利子率の支払いを下げるようにするとしています。

出所:Annual report, Morningstart


営業キャッシュフローは2015年で800億円程度となっており、2011年の約1000億円より若干下がっています。また2016年末にFirstDataは中国のモバイルペイメントのAlipayともパートナーシップの提携を発表し、売上、利益の上昇を図るとしています。

出所:Annual report, Morningstart

出所:Annual report, Morningstart 

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