ノーベル経済学賞を受賞したウィリアム・F・シャープ博士が作ったFinancial Engines社

2017年01月22日 19:19

Financial Engines社は1996年にウィリアム・F・シャープ博士によって設立されました。1990年にウィリアム・F・シャープ博士やマートン・ミラー博士らは資本資産価格モデル(CAPM)を発表してこの時にノーベル経済学を受賞しました。ファイナンスの本に必ずでてくるCAPMの理論です。


Financial Engines社はポートフォリオマネジメント、ファイナンシャルアドバザリー、退職年金運用などのサービスを提供してます。顧客は個人からデルタ航空、デル、コムキャストなどのフォーチューン500企業などの法人へのサービスを行っています。2014年には退職年金の運用残高が$100B(約10兆円)を超えました、さらに2015年時点ではさらに9%増え$113 B(約11兆円)となっています。設立から20年で10兆円規模の額を運用するまでに成長しています。

同社のサービスは主に401K、日本で言う所の確定拠出型年金の運用とアドバイスサービスを行い儲けています。アメリカでは日本のような厚生年金の保険料の支払いのような方法に付け加え、確定拠出型年金のような自己責任型で運用する個人や大企業がかなりの数います。大企業側も従業員の年金運用の失敗などの責任を負いたくないので、1980年代後半頃からアメリカでは401K(確定拠出年金)がいっきに普及しました。


Financial Engines社はこのマーケットに対して、会社の従業員やその従業員が勤める大企業をターゲットとしており、年金の運用を一任しています。オンラインや電話にての相談やサポートを売りとしており、個人の人生設計や資産状況に沿って、どれくらい貯金すべきかなどカスタマイズされたサービスを展開しています。つまり年金の運用を任された額が多ければ多いほど同社はフィーを稼げる事になります。



業績




出所:Annual report

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